[ちちんぷいぷい - 毎日放送] 2015年4月30日放送で、「滋賀県が近江県に改名?」について取り上げていました。

琵琶湖(isadoさん撮影、Flickrより)

滋賀県がブランド力の回復のために県名を変更するかもしれません。2013年に日経リサーチが調べた「都道府県ブランド力ランキング」では滋賀県は全国で39位と低迷し、関西では最下位に甘んじています。

ちなみに「ブランド力」の高い都道府県は、1位が北海道、2位が京都、3位沖縄、と続いていて、10位以内に大阪、兵庫、奈良がランクインしています。

そこで2015年2月の議会で議員提案として出されたのが、県の呼び名を変えること。滋賀県の特産品には、近江の地酒や近江牛など、"近江"の名前を前面に打ち出した品が多くあります。そこで、「知名度が高くブランド力のある"近江"の方が県名に適しているのでは?」と考えたというのです。

当の県民は改名に興味ナシ?

そもそも"近江"とは、古くは万葉集の中で琵琶湖が「淡海之海(近江の海)」と呼ばれています。一方、明治5年に命名された"滋賀"は、石の多い所を意味する「シカ」や湿地帯の「スカ」から由来するという説があります。やはりこちらも、歴史のある地名です。

では、当の県民は県名の変更に関してどう思っているのでしょうか?2010年に県が県民を対象に行った「県名についてのアンケート」では、78.4%の人が今の滋賀県のままでよいと回答していて、住んでいる人にとっては、改名の必要がないと思っている人が多くいるようですね。

ちなみに、もし県名を変えようとする場合は、国会で県名を改名するという法律を作ったうえで衆参両院で過半数の賛成をとり、住民投票で過半数の賛成を得るという手続きが必要になります。滋賀県総合政策部企画調整課によると、「議員提案があったので幅広く議論をしようとしている」とのこと。改名にかかるお金のシミュレーションもまだですが、ハードルは高いとしています。

"滋賀"か"近江"か......、県名騒動の今後が注目されます。(ライター:ツカダ)