アラサー独身女子の悩みを描いた「ひとまずすすめ」

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 映画館を出会いの場とするイベントと、新作映画のコラボレーション企画が、6月9日にテアトル新宿で実施される。これは日本国内の映画祭でグランプリなど8冠を受賞した柴田啓佑監督の「ひとまずすすめ」が、6月6日から同館で1週間レイトロードショーされるのに合わせて実施されるもので、その名も「ひとまず出逢え場」。

 同作は、群馬県藤岡市を舞台に、アラサー(30歳前後)独身女子の悩みと奮闘、そして現代の空気を丁寧にすくい取ることで、女性の支持だけではなく、幅広い世代の観客に“生きている今”を思い起こさせる短編(30分)。三十路目前の主人公・花村美幸を斉藤夏美が演じたほか、山田雅人、小林優斗、矢崎初音、木下あかり、木村知貴らが出演している。

 劇中で主人公の美幸が婚活パーティーをきっかけにある男性と出会い、ストーリーが展開していくという内容から、映画を通じた出会いや友人を作るための場を上映劇場内で開催する。参加条件は、20歳から39歳までの未婚男女で各100人。参加費は女性2000円(税込)、男性3000円(税込)で、オリジナルドリンクほかフリードリンクが付いている。「ひとまずすすめ」上映後にスタートし、主演の斉藤がMCを務め、自己紹介タイム、フリートークタイム後、プレゼント大会も行われる。

 同様の企画「シネマDE出逢え場」は映画業界初のイベントとして、今年オープン30周年のキネカ大森で3月29日に開催され、予定終了時間をオーバーするほどの盛況で大好評を博した。映画と上映劇場を男女の出会いの場、きっかけとして活用するイベントが、映画興行を活性化させる新たなサービスとして定着していくか注目される。

 なお、「ひとまずすすめ」が漫画化され、累計利用者数2000万人を突破した国内最大級の電子コミックストア「コミックシーモア」で、公開前の5月29日より配信されることが決定。タイトルは「ひとまずすすめ こじらせ女子のイマドキ物語」(原作:コモリマキ/漫画:ナツハル)。また、スピンオフ作品「ひとまずすすんだ、そのあとに」が製作され、「ひとまずすすめ」上映期間中に同劇場で公開される。漫画がプロローグ、本編、そしてスピンオフがエピローグとなっている。その他、上映期間中には舞台挨拶やゲストを迎えて連日トークショーが開催される。