「She」で連ドラ初主演を果たした松岡茉優

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 人気女優の松岡茉優が連続ドラマ初主演を飾った「She」が、5月16日の放送で最終回を迎える。業界内で絶賛される同作で堂々たる主演デビューを果たした松岡が、“座長”としてもがき苦しんだ撮影を振り返りながら、自らの現状を映画.comだけに語った。

 学年一の美人がこつ然と姿を消した名門私立高校を舞台にした今作で、松岡は学年有数の才女でジャーナリスト志望の西澤涼子に扮している。学力、容姿、恋人の全てを持っていた“彼女”は、なぜいなくなったのか。スクールカーストの上下4人の女子生徒がそれぞれの視点で“彼女”について語り、その人物像に迫っていく。

 今作は、松岡が出演した「桐島、部活やめるってよ」をどこか彷彿(ほうふつ)とさせるものがある。松岡も、「プロットを読んだときはそう思った」そうだが、「ページをめくると完全に女同士の話なんですよ。脚本からも、女性特有の匂いがプンプンしました。タイトルが『She』ですしね」と違いについて言及。さらに、「『桐島』ってもう少し間口が広いと思うんです。いろんなタイプの子がいますし。今回は『わたし、ここにいる!』という感じだと思うんです。登場人物の誰かに投影するのではなく、自分が第三者の目線になってそこに立っているような。どちらにも出たわたしからすると、あんまり似ているとは思わないんですよね。『櫻の園(1990)』みたいな、ねっとりとしてザラザラした感じの現代版を目指しました」と話した。

 役へのアプローチは、これまでと変わることがなかった。脚本に意図が明確に書かれていたといい、「注文表というか、オーダーみたいに感じたんですね。こんな脚本見たことない! と思って。1行から受け取る情報量がすごく多くて、『じゃあ全部受け取りたい』と感じたんです」とほほ笑む。中条あやみ、竹富聖花、清水くるみ、森川葵ら同年代の女優陣との共演も大きな刺激となったようで、「中条さんと竹富さんはビジュアル力がありますよねえ。森川葵ちゃんはお芝居に対してがむしゃらで、目がキラキラしていました。あんな目は見たことがありません。すごく楽しかったです」と述懐する。

 “座長”を終えての心境の変化を問うと、「いろいろな変化がありましたし、意識も変わりました。ただ、アップした後に感じたのは、縦幅も横幅も狭い、小さい、動けないということ。全面的に不甲斐なさを痛感しましたね」と真摯な面持ちで語る。銀幕の世界で主演を務める日も近いのではないかと話を振ると、「求めていただけるのなら、ありがたく頂戴します。そんな日が来たら本当に嬉しいですけど、とにかく日々鍛錬です!」と、あくまでも謙虚な姿勢を崩さなかった。

 最終回となる「She」第5話は、5月16日午後11時50分からフジテレビ系で放送。