いよいよ始まった春のGIシリーズ。5月下旬にはヴィクトリアマイル、オークス、日本ダービーが開催される。過去のデータから魅惑の“大穴ホース”を狙い撃て!

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5月17日 

ヴィクトリアマイル

東京競馬場【芝1600m】

大穴度=高

「実績馬の復活と、低評価の重賞勝ち馬を見逃すな!」

馬連 最高配当 3万740円(2007年) 万馬券率 1回/9年

三連単 最高配当 228万3960円(2007年) 10万馬券率 3回/9年

今年で創設10回目となる、比較的新しい競走。三連単の破壊力が高く、この2年は10万円オーバー。ブエナビスタやウオッカといった名牝が勝った年でも8万円台を記録している。

1番人気は[3―2―0―4]で勝率3割、連対率5割以上で、連対した1番人気馬はすべてG?で連対した実績がある。

穴馬の傾向は2パターン。

2012年2着のドナウブルーや、09年2着のブラボーデイジーのように近2走で重賞勝ちがあるのにフロック扱いされるケースと、昨年11番人気で優勝のヴィルシーナや、13年12番人気2着のホエールキャプチャのように過去のG?実績馬がいきなり復活するケース

また、過去9回すべて馬番が1〜4の馬が3着以内に入っている点も注目。

今年、人気を落としそうなG?馬はメイショウマンボとレッドリヴェール。いずれも近走不振だが、本来の能力を考えれば、いきなり復活となっても不思議はない。

5月24日

オークス

東京競馬場【芝2400m】

大穴度=中〜高

「人気にならない桜花賞馬が狙い目!」

馬連 最高配当 4万2750円(2011年) 万馬券率 7回/20年

三連単 最高配当 54万8190円(2011年) 10万馬券率 4回/10年

1番人気は[5―3―3―9]と、イメージよりも安定している。

また、桜花賞の勝ち馬は過去20年で17頭が出走して[4―3―5―5]という成績を残している。桜花賞を勝ちながら1番人気に推されなかった馬で馬券に絡めなかったのは2頭(2006年6着キストゥヘヴン、13年4着アユサン)のみ。

オークス時点での成績や血統からイメージできる距離適性は案外当てにならず、距離が伸びてよさそうと思われたダンスインザムードやアドマイヤグルーヴは圏外に敗れ、一方でジェンティルドンナやメイショウマンボは距離不向きという前評判を見事に覆した。

盲点はフラワーカップで好走し、桜花賞をスキップしてここに臨む馬。昨年3着のバウンスシャッセ、13年2着のエバーブロッサムが該当。

今年の桜花賞馬レッツゴードンキは出走しても1番人気にならなさそう。逆にルージュバックはここでも1番人気になるようなら疑ったほうがいい。

5月31日

日本ダービー

東京競馬場【芝2400m】

大穴度=意外に高

「1番人気が大穴を連れてくる!」

馬連 最高配当 5万4470円(2007年) 万馬券率 4回/20年 三連単 最高配当 215万5760円(2007年) 10万馬券率 6回/10年

3歳の頂点を決める夢の大舞台にふさわしく、1番人気は[11―4―2―3]と非常に高いレベルで好成績を残している。また、1番人気のうち皐月賞馬は[4―2―1―1]とやはり好成績。

そのため一見すると穴党の出番は少なそうだが、三連単が導入されて以降の過去10年で、3着以内に5番人気以下の馬が2頭以上食い込むケースが5回もあった。

さらに、この10年で、10番人気以下での2着となった馬が3頭。この3頭(2007年アサクサキングス、08年スマイルジャック、11年ウインバリアシオン)に、昨年12番人気3着のマイネルフロストを加えた4頭は、3歳になってから1800m以上の重賞を勝っているのに人気薄だった、という点が共通している。

今年でいえば、ともに1800mの重賞を勝っているキタサンブラック(スプリングS優勝)やミュゼエイリアン(毎日杯優勝)あたりが人気薄なら狙い目だ。

(取材・文/土屋真光)