【議論】SNSでの「体調不良アピール」は、本当に”かまってちゃん”なのか?
タイムラインを眺めていると、稀に流れてくる「体調不良ツイート」だが、ただの「かまってちゃん」だと思ってスルーしていると、こんな悲しい知らせを聞くことになるかもしれない。
告白すると私もかつては「SNSで体調不良書くの鬱陶しい」と思っていたんだけど、Twitterに心身のつらさを書き込んだのを最後に亡くなってしまった直接間接の知人の数がそろそろ片手では足りないくらいになってきて、今は考え方を改めました。みんな生きて…。あと、まじ寝て。
— massaging capsule (@massagingcapsul) 2015年4月27日
投稿者は以前、「SNSで体調不良はうっとうしい」と感じていたが、その人たちが辛さを書き込んだ後に実際に亡くなってしまった訃報を幾度か聞くうちに、その考えを改めることになったらしい。そして「みんな生きて…あと寝て」と思うようになったとのこと。
そもそも寝てない自慢は自慢にならないと、言ってる人はいい加減自覚するべき。寝ないで頑張ってる!凄い!の風潮も正直見ててはぁ?ってなる。時間内にいかに簡潔にスマートに終わらせられるか、が普通。本人の成長でカバーできる問題じゃないくらい時間とか超えてるならタスク過多。
— ☆Ys@ぽっぽ☆ (@Ys0x0besogne) 2015年4月12日
毎日毎日体調不良ツイート。そんな具合悪いなら呟いてねーで寝てるか病院通え!もういい加減みんな「大丈夫?」とか言わなくなってんじゃねーか。
— かちゅみん@かぼらいぶ! (@kachumin13) 2012年10月5日
SNSで体調不良を表明するって何の心理なんだろう?構って欲しい心配して欲しい。年に数回にしろよな。頻繁だとこっちが疲れる。(^=^;(-_-)
— 松本隆博(シンガーソングライター) (@mtakahiro) 2015年1月23日
一方で、このようなツイートが流れてくることに関しては、あまり好ましく思っていない人もいる。
体調不良ツイートはあんまよくねえよな〜!と思いつつもやってしまうのは、心配シテ〜〜ではなく、ちょっとでも口に出して言うことで気晴らしになるから、であるので許して欲しい。
— ムッティ (@mutti1118) 2015年4月27日
体調不良ツイートとかって、誰かに心配して貰いたいとかでなくても、例えば部屋に1人で居る時めっちゃ腹痛に襲われたりしたら呻き声と共に無意識に「痛いーーー」て言っちゃうのと同じ感覚でツイートしてるってのもあるよな
— るうじい (@y_luzy) 2015年4月27日
体調不良ツイート多いけど忙しくて疲れちゃった自慢でも病弱な自分かわいそうという意味でもなく、ただだめな自分に呆れてるだけ。そしてほんの少しのダメージですぐへばる自分を悲観してるだけ。性格が暗いだけ←
— ひかり (@hikaribright) 2015年4月24日
しかし発信する側にとっては、心配して欲しかったり疲れている自慢をしたいだけとは言い切れないようだ。
体調不良ツイートはPMSの記録だったり、「ああ、これ食ったあとに腹痛くなったんだ」だったり、「そういえば先月も雨の前に関節炎出てるな」だったり、ただのライフログだから気にしないでほしい。インフルエンザの時は熱の波の記録にもなる
— まつえー@SCC3日東ユ40b (@amifiance) 2015年4月27日
体調不良ツイートをする理由のひとつは、万一後々ひどくなってお医者さん行ったとき「いつ頃からですか」と聞かれたときのためのエビデンス
— あーや (@puruaya) 2012年8月20日
@massagingcapsul 私はログ代わりに書いてます・・・#体調タグつけて。あんまり見返したくないですけどね(苦笑)
— phoenix (@aim54_phoenix) 2015年4月27日
また、自分の体調を記録するメモ替わりに使用しているという人も。
ここでテーマになっている「体調不良アピール」についてだが、御年93歳であるマンガ家・水木しげる先生のエピソードを紹介したい。
今なおお元気な水木しげる先生と、手塚治虫先生や石ノ森章太郎先生の寿命を分けたのは、やはり睡眠であると思います。どれほどに忙しくても、7.5時間以上の睡眠を確保なさいませ。
— 創作クラスタのおしとやかな妹bot (@sousakuimouto) 2015年4月26日
睡眠の重要性といえば水木しげるのコレですかね #ニンニンジャー http://t.co/u8NqIrQ2bA
— 地図曹長GX (@mapsotyo) 2015年3月21日
同じくマンガ家界の大御所・石ノ森章太郎氏と手塚治虫氏がまだ存命だったこと、両名は徹夜を重ねて仕事をこなしていたそうだ。しかし、そうやって睡眠を軽視していたために、ともに60歳という早さで亡くなってしまったと描いている。
さて、あなたは「体調不良アピール」についてどう感じただろうか?