22日、整形大国として知られる日韓両国は、これまでずっとこの分野におけるアジアの先駆者だった。中国はこの2カ国の整形ブームの消費者としての役割を担っており、その重責は日増しに強まっている。資料写真。

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2015年4月22日、整形大国として知られる日韓両国は、これまでずっとこの分野におけるアジアの先駆者だった。中国はこの2カ国の整形ブームの消費者としての役割を担っており、その重責は日増しに強まっている。韓国の国会保険福祉委員会が発表した統計によると、13年に韓国の美容整形外科医を訪れた外国の患者は2万4075人に上り、そのうち、中国人患者が占める割合が最高で、全体の67.6%(1万6282人)に達している。騰訊網が伝えた。

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■日本の整形の美学

文化人類学者の川添裕子氏は著書「美容整形と<普通の私>」の中で、日本人が整形を好む背景にある心理について探求している。川添氏は、日本人の整形の動機は他国とは出発点が大きく異なると指摘する。一般の人は、スタイルや外見を良くするために整形を行うが、日本人の目的は自分を「普通」にすることだという。

川添氏は多くの人にインタビューを行った結果、日本で美容整形を受ける女性は、意外にも「普通ではない」「人と違う」「標準的ではない」などの理由から目を二重にする、鼻を高くする、豊胸するなどの美容整形を受けていることがわかった。

これと関連して、日本人の整形に対する心理は、簡単に言えば「秘密」がキーワードとなる。日本では、整形がごくありふれた現象となっているにもかかわらず、美容整形を受けた大部分の人は、その事実を誰にも打ち明けずに秘密にする。このような心理状態は上述した「普通の外見になりたい」という心理に通じている。これは、まさに平均化された社会の基準に溶け込むことを心から望み、異端分子として孤立することを避けたいとする心理状態であり、絶対的な両面性を反映している。このため、美容整形手術を受けたことを非常にプライバシー性の高いことだと考えるのは、当然のことだ。

■韓国の整形の美学

川添氏の調査によると、韓国の女性はいわゆる日本の女性の「普通」を追求して整形手術を受ける動機とは全く異なり、童話の中のヒロインになりたいという考え方だという。ソウルのある女子大学で行われた調査によると、整形手術を受けた200人の被調査者の中で、大部分の人が動機について、「自信をつけたい」「きれいなりたい」「魅力を高めたい」などと回答しており、「普通になりたい」と回答する人は1人もいなかった。

日本と対照的な状況は、整形をどのように見ているかを表している。韓国の女性は日本の女性とは真逆で、相対的に自分が整形したことを周囲の人に臆せずに話し、整形をまったくタブー視していない。同じ美容整形大国である日韓両国の間には、整形の美学の考え方に大きな違いが存在し、背景にそれぞれ異なる表現様式や規範意識があることがここから見てとれる。(提供/人民網日本語版・翻訳/MZ・編集/武藤)