土屋礼央の「ざっくり聞くと」(第4回) 〜プロ野球、開幕直後だけど日本一球団を断言してもらいました!〜
土屋礼央(以下 土屋):土屋礼央の「ざっくり聞くと」。第四回はプロ野球が開幕した今だからこそ、今シーズンの順位予想をお送りします。ちなみにわたくし土屋は、生粋の埼玉西武ライオンズファンでございます。以前、TV収録で高橋由伸さんと共演させてもらった時も、由伸選手ご本人を前に「ライオンズファンです!」と言い放った男ですから(笑)。

そして今回のゲストは、巨人、中日で17年間捕手として活躍し、今年2月に現役を引退された小田幸平さんです!


小田幸平(以下 小田):こんにちは。よろしくお願いします!

土屋:さらにもう一人。横浜ベイスターズ、サンフランシスコ・ジャイアンツ、ニューヨーク・メッツなどで通訳や広報として活躍された、スポーツジャーナリストの小島克典さんです!

小島克典(以下 小島):こんにちは。元ライブドアフェニックスの小島です!


◆「小田世代」は捕手が豊富?



土屋:さぁ早速ですが、お二人に各球団に関するお話を伺いたいと思います。まずは開幕前の予想に反して大混戦のセ・リーグです。小田さんを前に聞くのもなんですが……ドラゴンズが強い!!

小田:強いですね。

小島:今年はホントに面白い!昨年のBクラス(中日、横浜、ヤクルト)が目下Aクラス!

土屋:では1チームずつ印象を伺えたらなと。先ずは首位記念ベイスターズ!攻守が伴っています。

(※4月10日現在 1位横浜 2位ヤクルト 3位中日 4位巨人 5位阪神 6位広島)

小田:ピッチャーがしっかりしてきたので、この順位にいるんじゃないですか。もともと勢いに乗ると強いチームなので、台風の目になるかもしれないですね。

小島:ところが勝ってる試合も、負けてる試合も、投げているピッチャーが一緒。そこが不安です……。これだと1シーズン持たないですよ。

土屋:その中でもシーズンを持たせるには、どのあたりが頑張れば期待が持てますか?

小田:大事なのは役割の分担ですね。

土屋:なるほど。個人名で上げていただくと?

小田:どうしても僕は控えを見てしまうので、誰っていうわけではないですが、レギュラーじゃない人がパッと出てきたときに、ラッキーボーイになれるとチームは強くなるかなと。個人的には、黒羽根捕手にはシーズンを通してレギュラーとして頑張って欲しいです。

小島:僕は新たに打撃コーチに就任された坪井智哉コーチが担当する左打者たち。筒香、梶谷、石川、松本啓二朗。このあたりに期待しています。

土屋:次はヤクルト!個人的には頑張って欲しい!

小田:ヤクルトに関しては、打てるのはわかっているので、このチームはピッチャー次第。ある程度、守れれば上位に食い込むチャンスはあるなと。今のところチーム状態は良いですね。大引や成瀬の加入で、他の選手たちが奮起しているのではないかと思います。ここにバレンティンあたりが戻ってくると、さらに凄いですからね。

小島:ヤクルトで僕が注目しているのは、8回を任せている新外国人のオンドルセク!クセ球がややこしそうで抜群ですよ。9回はバーネットがいるので、あとは先発ですね。そしてプロ野球新記録となる開幕から14試合連続3失点以内!これは一にも二にも、先発投手の頑張りの勲章です。

土屋:先発ピッチャーの枚数は足りていますか?

小田:あまり枚数はいないですけど、新垣とか、去年出てない人が活躍しているので、そのへんの頑張り次第ですかね。

土屋:では続いて中日です!小田さん、今年の中日はどうですか?

小田:今すごくいい状態ですね。ちょっと故障者や出遅れている人がいますが、福田、亀澤あたりがラッキーボーイになって、うまく穴をカバーしています。

小島:僕は昨日まで神宮でヤクルト中日の3連戦を密着してきました。そこで波留打撃コーチが「今年は勝負になるぞ!」と言っていたのが印象的でした。「みんなの目の輝きが違う」と。

土屋:有識者の方の予想だと、だいぶ順位が低めですが、もしかしたらいけますか…?