『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』の来日記者会見が開催

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本年度アカデミー賞作品賞はじめ最多4部門を受賞した話題作『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(公開中)の音楽を手掛けた、著名なジャズドラマーで、作曲家としても活躍する鬼才アントニオ・サンチェスが来日。

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4月13日にコットンクラブで生演奏付き来日記者会見が開催され、サンチェスと、音楽家で評論家の菊地成孔、女優の菊地凛子が登壇した。

アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督が手掛けた本作は、かつてヒーロー映画で人気を博した俳優が、再起をかけてブロードウェイの舞台に挑む姿を描くブラック・コメディだ。

最初に菊地成孔が登壇し、『バードマン〜』について「アートと娯楽映画が融合する。そこに、サンチェスのドラムソロをメインに使うことは不可欠だった。ジャズに関するリテラシーが全くない方でも、多くの人が心を奪われるでしょう」と賛辞を送った。

続いてサンチェスが登場し、劇中の映像に合わせて、ドラム演奏を披露。サンチェスは、ドラムスコアについて「主人公の内なる世界、葛藤、苦悩、痛みを表現するものがドラムだった」と告白。

本作がアカデミー賞で4部門に輝いたことについて「僕は、地球上で最高にラッキーなドラマーだ。アカデミー賞を受賞できるような映画の音楽を作れたのだから。しかも、それは自分が作ってきた音楽そのものだった」と感激しきりだ。

続いて、菊地凛子が登場し、サンチェスとハグとキスをし合う。サンチェスは「君の大ファンだ。『バベル』(06)は、生涯のベストに入る作品で、4回も見ているよ」とコメントし、菊地も笑顔を見せる。

菊地はイリャリトゥ監督について「インターナショナルな仕事を与えてくれた最初の人。女優としての力をくれました。女優を決してやめるなとおっしゃっていただいたことは、いまでも心に残ってます」と感謝の言葉を述べた。【取材・文/山崎信子伸子】