【ファンキー通信】あなたは大丈夫? 「新・インターネット症候群」

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 突然ではあるが、次の10の言葉に思い当たるフシがある人。アナタはすでに「新・インターネット症候群」なのかもしれない。

 「自閉型RSS強迫観念、mixi中毒、ブログ失調症、掲示板型ストレス障害、ネカマ性同一性障害、オークション型慢性疲労、ネットゲーム強迫症、出会い系猿、ダウンロード依存症、ネットショップ浪費癖」(NETWORKWORLD 2006年11月号 佐橋慶信氏のコラムより引用)

 インターネット症候群とは、元々は同じ姿勢を長時間続けることによって、身体に悪影響が及ぶ様々な病状をさす言葉。だが、ここにきてこれまでの定義とはまったく異なる新たな病状が出現。それが「新・インターネット症候群」なのだ。では、その具体的な症状にはどのようなものがあるのだろうか?

 「一時期ネット通販にはまってしまい、食品から洋服、文房具やCD、家具や美容器具など、あらゆる物を買っていたことがあります。でも、気がついたらクレジットカードの限度額を超え、商品が購入できなかったことがあって・・・。それ以来、ネット通販での買い物はしていません」(音楽関係 25歳 女性)

 これは、佐橋氏のいう「ネットショップ浪費癖」の良い例だろう。彼女の場合は克服できたから良かったものの、実は「自ら進んでかかっているという側面があるだけに、治療するのは並大抵のことではない」(同引用)とのコト。例えば、「ブログ失調症」の例を挙げると、

 「1日に4〜5回は更新。とにかく何かネタを見つける度に書いているので、携帯もフル活用ですよ。ちなみに、コメントには即レスが基本。自分でもある意味依存症だと思っているんですが、どうしても止められないんです」(総務 32歳 女性)

 これらの症候群に当てはまったところで、直接生命に関わるような大事には至らないだろうが、かと言って、そのままでいいとも言い難いのが現状。放っておけば、仕事など日常生活に支障が出るだけでなく、睡眠不足や精神障害などの心身への悪影響、また、例えば浪費癖から借金、ダウンロード依存症から違法ダウンロードなどにつながる危険性も十分に秘めているのだ。

 私は大丈夫。そう思っている今が、1番危ないのかもしれない。(清川睦子/verb)

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真夜中のインターネット第18回 あなたも感染している?インターネット症候群に要注意!! - 文中で引用したNETWORKWORLD Online掲載の佐橋慶信氏のコラム
NETWORKWORLD Online - 文中で引用したコラムを掲載している「NETWORKWORLD」のWebサイト