【ファンキー通信】バーチャルで宝くじ当選者の1日を体験してみる! 

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 3億円があたることを夢みて、毎回宝くじを購入しているそこのあなた。当選発表までの束の間のあいだ「3億円が当たったら・・・何に使おう・・・○○さんに言ったら、おごらされそうだからやめとこうかな・・・」てな具合に妄想するのってちょっと楽しくありません? 今回はそんな高額当選を夢見るあなたの妄想をお手伝いすべく、みずほ銀行の担当者にお手伝いいただいた。

 まず、新聞か何かであなたは3億円の当選者であることを知りました。最初に出た言葉は「ウワワ・・・」。そりゃ一瞬頭は真っ白になりますよ。で、何度も数字が同じかどうか指でなぞってみる。そして自分が当選者であることを確認できた。と、ここでどうしたらいいんだ? とりあえずみずほ銀行に電話をしてみようっと。

 「・・・す、すみません。宝くじが当たったんですけど・・・」

 「おめでとうございます。では○○支店においでください」

 と近くの支店を案内される。ちなみに宝くじの賞金が5万円を超えた場合、賞金を受け取るには、必ずみずほ銀行の支店に行かなくてはならないらしい。と、銀行につくと少し奥まった部屋に通された。・・・ここで担当者の人がやってきて、一冊の本を手渡された。タイトルは『その日から読む本』。サブタイトルは「突然の幸運に戸惑わないために」だった。どうやら、1000万円以上の高額当選者にのみ渡される心構え本らしい。中身は「当せん金は当面使うお金と残すお金に分ける」とか「後悔するような軽はずみな言動に注意する」などと書いてあった。

 「当選金って今日持って帰れるんですか? 今すぐ欲しいんですよ」
「現金での受け渡しは事前に言っていただければ可能です。ただ、1億円が約10kgですので、○○様が当たった3億円ですと、30kg以上。アタッシュケースに入れると目立ちますし、お客様のリスクがかなり高くなるだけかと・・・。通常はご入金、お振込みの手段をとられますが・・・」

 「・・・わかりました。じゃあ、振り込んでいただけますか。って、ひょっとして宝くじの当選金にも税金ってかかるんですか!?」

 「いえ、かかりません。当せん金付証票法という法律で、『当せん金に所得税は課さない』と定められていますから」

 ちなみによく耳にするウワサ、“高額当選者に個人的に口座を作るように勧めている”は間違いとのこと。宝くじに関する疑問が解消され、無事にめんどくさい手続きも済ませた。よし、さっそく手始めに車でも買いに行くか! 

 ・・・なぁんてね。むなしさが余計、積もっちゃいました?(平田桃子/verb)