【面接対策】内定が取れてからが本当の面接

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人事担当者の採用ウラ話

面接対策を考える際、転職者なら誰でも気になる採用する側の心理。
しかし、実際に人事担当者から本音を聞きだすことはなかなかできないもの。そこでこのコーナーでは、多くの応募者を見てきた人事担当者に、意外な"採用ポイント”や心に残る採用エピソードなどをこっそり教えていただいた。

■人事担当者
半導体関連会社 採用担当
片平 潤平さん(仮名)


内定ゲットその後は・・・

転職を考えている人の中には「内定がとれれば転職活動は終わり」と考えている方が多いように思えますが、むしろ重要なのはその後の方だと私は思っています。内定を出した後のその方の対応次第で、こちらの印象も変わりますし、入社後うまくやっていけるかどうかというのも入社までのこの時期になんとなく分かってしまいます。

たとえば内定後、入社時期を決めるとき。もちろんこちらはすぐにでも来ていただきたくて採用するわけですが、そうもいかない事情がそれぞれあると思います。
そうした場合は正直に入社時期の延期を申し出ていただいて構わないと思うんですよ。それまでお世話になった会社に対し、引継ぎもちゃんとせずに「後ろ足で砂をかける」ような方は好ましくないですし、やはり円満退社を経てうちに入社していただきたいですからね。
ただし延長といってもせいぜい数ヶ月程度。引継ぎに時間がかかりすぎているようではその方の事務処理能力を疑ってしまいます。

それから、他社とてんびんにかけて迷っている場合。これも私たちとしてはうれしくないことですが、しょうがない。他社を受けていることが選考上不利になるということはありません。
ですが、どことてんびんにかけていて、なぜウチに入ることを迷っているのか、それはきっちり伝えてほしいと思います。
私にも転職経験があるので分かるのですが、内定を断るのって非常に罪悪感があるんですよね。相手の会社に対して申し訳ないというような。ですから他社とてんびんにかけていることを正直に話すのは非常に勇気がいることだというのは理解できます。
けど、採用担当の立場から言わせていただければ、中途採用は会社にとっても転職者にとっても WIN-WIN の関係でなければなりません。

応募者の方が悩んでいるだとしたら、どんな結果が出るにしろベストな決断をしていただきたいと思っていますから、そのためのお手伝いならしようと思います。入社のネックに感じることがあるなら相談してほしい。
もしかしたらこちらで解決できることなのかもしれないのに、一人で悩んで内定を辞退してしまったのでは、後の祭り。こちらはなにもしてあげられませんから。

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