【ファンキー通信】遊園地にコスチュームプレイヤーが集うワケ

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 皆さんは「遊園地」という言葉から、どんなコトを連想されるだろうか? “家族”――うん、そうですね。遊園地は家族みんなでの外出にうってつけですものね。“カップル”――うんうん、遊園地は最高のデートスポットですよね。・・・あれ? あとひとつ忘れていませんか? “コスプレイヤー”の存在を。

 コスプレイヤーとは、文字通りアニメキャラクターなどの衣装を身にまとう“コスプレ”愛好者たちのこと。「それが『遊園地』と一体どんな関係が!?」と思われるかもしれないが、両者が密接な間柄であることは間違いない。近頃「としまえん」をはじめとする各地の遊園地に、コスプレイヤーたちが続々と集結しているらしいのだ!

 彼らが遊園地の中で何をしているかといえば、互いに名刺を交換して親睦を深めたり、カメラ小僧の前でポージングしたりと、普段コスプレイベントでやっていることと変わりはない。それならコスプレイベントでやればいいのに・・・なぜわざわざ遊園地で?

 「コスプレイベントが遊園地で開催されているんですよ。確か、最初は後楽園ゆうえんち(現在の東京ドームシティアトラクションズ)だったかな。ハロウィンイベントの一環としてコスプレイベントがあったそうなんですけど、それがきっかけとなって、各地の遊園地でも行われるようになったみたい」(コスプレイヤー・女性 22才)

 なるほど。確かな集客力のあるコスプレイベントを見込んで、遊園地側がビジネスとして採用したわけだ。その目論みは功を奏し、一番人気のとしまえんは2000人以上ものコスプレイヤーを動員したという。どうしてそんなに遊園地が好きなの?

 「『としまえん』であたしが気に入っているのは、シーズンオフのプール更衣室で衣装に着替えられるところ。展示会場だと指定された更衣室がせまかったり、酷い時はトイレで着替えさせられることもあるんですよ・・・。遊園地全般に言えるのは、シチュエーションかな。コスプレに合うロマンティックな建物がたくさんあるので」(同)

 コスプレ人口の増加に伴って、イベント開催地もそれ相応の広さが求められている。広さのうえに利便性にもシチュエーション的にも満足できちゃう遊園地は、コスプレイヤーたちにとって、幼少時代以上に価値のある場所なのだろう。(安田明洋/verb)

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