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東京・池袋は戦々恐々、サリン警戒なみの態勢も!(上)

東京・池袋は戦々恐々、サリン警戒なみの態勢も!(上)
豊島区池袋保健所。管轄下で、ホテルメトロポリタンの客と従業員、池袋消防署の職員から集団感染者を出した。(撮影:穂高健一)
【PJ 2006年12月17日】− ノロウイルスによる感染性胃腸炎は、秋から冬にかけて最大のピークを迎える。池袋駅の周辺で、街の声を拾ってみた。ノロウイルスの感染ルートは複雑で、防御の方法がよくわからない。それだけに、猛威をふるノロウイルスがいつ自分の身に降りかかるかと、恐れを抱く人がことのほか多かった。

 東京・池袋西口のJR東日本系列のホテルメトロポリタンでは、12月2日と3日にホテル宴会場を利用した客から、ノロウイルスによる集団感染者を出した。今年最大のノロウイルスの発症者数で、11日までに利用客やホテル従業員の計347人が症状を訴えた。

 同ホテルでは、6日から7日の間は25階レストラン『アポロ]を営業停止にした。それは自主的な停止であって、行政による営業停止ではなかった。理由としては、女性客が3階と25階の通路で嘔吐したことが原因だったことによる。

 汚れた絨毯はすぐさま掃除した。しかし、絨毯が乾いたあと、ウイルスが空気中に浮遊し、通路を行き交う利用客や従業員がそれによって感染したものだ。つまり、ホテル側の手落ちというよりも、外部からノロウイルスが持ち込まれたと、豊島区池袋保健所が判断したからだという(16日、ホテル関係者の説明)。

 9〜10日にかけて同区の池袋消防署で、仕出し弁当を食べた職員約40人が発症した。池袋周辺の住民や勤め人の間で、不安がさらに拡大している。

 従来型の食中毒は食べ物から感染する。しかし、ノロウイルスはカキや二枚貝からの感染率は高いけれど、それだけではないのだ。調理従事者の手などを経て感染する二次汚染、さらには人から人へと直接感染するケースがある。

 池袋保健所に訪ね、食品衛生監視員の女性職員から、ずばりノロウイルスの予防対策を聞いてみた。ノロウイルスの特性からして、「決め手はありません。集約すれば、手洗い励行につきます」と話す。そのうえで、同職員は、『ノロウイルスの食中毒を知ろう』(発行:社団法人日本食品衛生協会)の小冊子(300円)を取り出してきて、くわしく説明してくれた。ノロウイルスは熱に弱いので、貝類は生食を避け、過熱して食べるように、と勧める。

 ノロウイルスは非常に感染力が強く、急速に伝染が拡大するという。ノロウイルスは人間の体内のみ病気を引き起こす。ほかの生物や食物では増殖しないという。人間の体内に入れば、通常は1日〜2日の潜伏期間のあと発病する。主な症状は下痢、嘔吐、吐き気、発熱、筋肉痛を伴うという。

 池袋保健所を出たあと、街の声を聞いてみた。池袋界わいに住む人、勤める人はことのほか、この問題に関しては敏感のようだ。池袋を象徴する高級ホテル、消防署で集団感染したとなると、住民は無関心ではいられないようだ。【つづく】

■関連情報
記者HP:穂高健一ワールド
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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 穂高 健一【 東京都 】
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