【ファンキー通信】アイツに貸した5万円、どうしたら返ってくる・・・!?

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 「ゴメン、立て替えといて!」

 と、友人に頼まれた合宿代。断りきれずにOKしたけど、いまだに返しにくる気配がない。もしかして忘れてる? でも、こっちからは切り出しづらいし、あ〜、困った! なんて経験ありませんか? 親しい間柄だけに関係も悪化させたくないし、かといってチャラにはできない。こんな時、どうしたら後腐れなくお金を返してもらうコトができるんでしょう?

 「率直に言うのがベスト」(元榮太一郎弁護士)。ただ、「月末にローンの支払いがあるんだよね〜って、そういえばお金貸してなかったっけ?」のように、「相手に不快感を与えず、“早く返さないと申し訳ない”、“ここで返さないと義理を欠いてしまう”と思わせるのがポイントです」(同弁護士)

 他にも、一緒に食事に行って、会計時に「そういえば金貸してたよな?」というのもアリ。きっかけになるシチュエーションを作って、さりげなく催促するのがコツなんだとか。また、「あの人が言えば従うだろう」というような第三者がいる場合には、その人に仲介してもらうのも方法だそう。

 とはいえ、借金を踏み倒そうとするような人には、内容証明書を送るなどの強気な姿勢で向かうことも必要。高額の貸し借りであれば、貸す時点で借用書を書かせるのがベストだというけれど、ギクシャクしない借用書の書かせ方ってあるんでしょうか?

 「ポジティブな表現で言うことが大切です。“亡くなった祖父の教えだから”とユーモアを交えるなど、改まった感じを出さないのがポイント。また、手元にちょうど紙がない、どうしても言い出しづらいという場合には、携帯のメールで、“○月×日、△万円借りました。○月×日までに返します”などと送ってもらうのもいいでしょう」(同弁護士)

 何かの時のためには、とにかく貸し借りの事実を証拠として残しておくことが大切。ところで、例えば相手の給料から自動的に自分の口座に振り込ませるなど、確実にお金を返してもらえる方法ってあるんでしょうか?

 「裁判などに発展すれば給与の差し押さえなども有り得ますが、そうでなければやはり書面にするのが1番でしょう。相手の所有するものを質に取る手もありますが、書面は証拠になるという以前に、“紙に書いたものは守らなきゃ”という人間の心情に訴えますから」(同弁護士)

 金の切れ目は縁の切れ目。そうならないよう、皆さんもお金の貸し借りは慎重にして下さいね!(清川睦子/verb)

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