幻滅する行動の1位は「飲食店などで、店員に偉そうにする」

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   男性に嫌悪感を抱くのはこんな瞬間!!――、「飲食店などで店員に偉そうにする」「割り勘で10円台まできっちり請求してくる 」「蛾やゴキブリが出現したときに大騒ぎする」。クロスネットワークスが実施したアンケートでこんな結果が出た。こうした男性が嫌われるのはどうしてなのか。エッセイストでモテ評論家、酒井冬雪さんに分析、解説してもらった。

   ランキングサイトを運営するクロスネットワークスが女性限定SNSサイト「キレイナビ」の協力を得て、1,000人にアンケート調査をし、「女性が男性に嫌悪感を抱くのはこんな瞬間!『女性から見た男性のダメ姿ランキング』」を2006年11月8日に発表した。それによるとトップ10は、

1位  飲食店などで、店員に偉そうにする(態度がでかい)
2位  割り勘で10円台まできっちり請求してくる
3位  蛾やゴキブリが出現したときに大騒ぎする
4位  食後に爪楊枝で思いっきり歯の掃除をする
5位  オフィスの机の上がフィギュアだらけ
6位  下着代わりの柄モノTシャツが、ワイシャツの下から透けている
7位  車の駐車が下手
8位  職場ではスーツ姿が決まっているのに、私服がイマイチ
9位  電車の中で携帯ゲームに夢中になっている
10位  おしぼりで顔を拭く

女の人はいつも周囲の目を気にしている

   「結婚に至る恋愛、至らない恋愛」、「理系のための恋愛論」などの著書があるモテ評論家の酒井冬雪さん。モテる男は「女にガツンとさわる」と書いて、ネット上で話題になった。その酒井さんがJ-CASTニュースの取材に答え、このアンケートから読み取れるポイントをこう指摘する。(1)公共の場をどう意識するかについて、男女に違いがある(2)女性は男性に対し、恋人になったら、結婚したら、という視点で判断する――ことだという。

「女の人は知らない人のいる場所でも、いつも周囲の目を気にしています。デートしている時でもそうで、男性は『彼女とオレの空間』と思いがちですが、女の人の多くは『私とアナタの空間じゃなくて、公共の場よ!』と考えているんです。だから店で偉そうにしたり、爪楊枝を思いっきり使ったり、電車でゲームに夢中になっているのを見てアレ!?と感じてしまう。女性はそうした男性の姿をすごく見ているんです」

「オフィスの机の上がフィギュアだらけ」も「彼氏でもない男性のフィギュアが、こっちに落ちてくるのは迷惑」と思う女性が多く、これも「会社という公共性を意識していない」ということになる。

虫を怖がるのは女の人の役割?

   店で偉そうにする事については、「ゴミのポイ捨て」「旅の恥はカキ捨て」を連想させ、モラルの問題とともに、このまま付き合えば女性が「私も・・・」の不安も感じてくるのだという。10円台まで割り勘もこれと似ていて「10円台の割り勘は女の人同士ならよくある話ですが、それが男性となると、将来結婚した時、たとえば家庭での食事で『味噌汁を1杯分多く作りやがって!』とか、『オマエのその服の値段、高くないか!?』などと干渉される怖さを連想してしまうのです」

   男らしさや大人であることも、女性の好き嫌いにかなり影響してくるという。ゴキブリを怖がったり、運転が下手だったり、ファッションが変だったりがそれだ。

「虫を怖がるのは女の人の役割で、男性が先に悲鳴をあげたら『そうじゃないでしょ?!私に怖がらせてよ』『まさか、私に虫の処理をさせるつもり?』と嫌な気持ちになってしまいます。車の運転が下手、地図が読めないなどの空間認知能力が低いと、女の人は男性を『男らしくない』と感じてしまうんです」

   公共の場で大人として振る舞い、男らしい男性を目指す。これが、女性に嫌われず、モテになるポイントらしい。