解説席から後輩たちへ合図を送ってコミュニケーションする元チーム青森のキャプテン小野寺歩さん(写真・中央)と微笑ましく笑う林弓枝さん(写真・左)
 カーリングのパシフィック選手権第2日が22日、東京・DyDoアリーナ(西東京市)で行われ、女子日本代表の「チーム青森」は、ニュージーランドに8−2で勝利。総当りで行われる予選で、日本は前日21日の台湾戦に続きギブアップ(第9エンド終了時)を奪い、3連勝(不戦勝1)と好発進を果たした。

 大会5連覇を狙う日本女子代表の「チーム青森」は、ショットの精度が高く、最後まで安定したゲーム運びをみせた。大会期間中、場内での放送される音声解説の解説者として試合を観戦した元・チーム青森の林弓枝さんも、「日本のほうがショットの精度が高い。見ていて安心できる」とトリノ五輪後の後輩たちの成長を感じとっていた。

 同じく解説者に加わった、アテネ五輪代表時の同チーム元キャプテンで司令塔役でもあった小野寺歩さんは、対戦したニュージーランドを分析。「ニュージーランドは、石をためてチャンスを待つほうが良かったと思います」と、友人の仲でもあるニュージーランドの司令塔役・ブリジット・ベッカー選手の戦略について語った。

 1位から4位までの順位を争う総当り予選において日本(3勝0敗)は明日、アジアのライバル・韓国(2勝1敗)、中国(3勝0敗)と対戦する。(対戦成績は女子出場5チームにおいての数字。また、豪州チーム不参加による不戦勝数を加えた数字)