“そう・・・。そのまま飲みこんで。僕のエクスカリバー・・・”

 この言葉を聞いて、ポワっと顔を赤らめたら、あなたもしくはあなたの彼女は立派な腐女子。実はこれボーイズラブ小説の帯に書かれたキャッチコピーなんです。淫靡な中にユーモアがある。これこそが腐女子が愛するボーイズラブの魅力なのかも。

 さて、先ほどから連呼している腐女子とは、男性同士が「恋愛していたら」という妄想で楽しむ女性のこと。女性版ヲタクといったところ? でも、でも、腐女子はいつからボーイズラブに目覚めたのだろうか。生まれたときから男性愛に興味があって小学生で妄想を楽しんでたら、ちょっとショック・・・。と、ここで腐女子のボーイズラブに興味を持った時期について調査したWebサイトからそのアンケート結果をご紹介。

 1番多かったのは、 11〜15歳でなんと全体の59.5%を占めている。思春期にボーイズラブに目覚める人が全体の約6割を占めるわけだが、気になるのはその動機。異性にとてつもなく興味がある時期に、なんでわざわざボーイズラブなの? 「男性愛は、普通の恋愛より純愛です! それに自分とは、あまりにかけ離れた世界だから妄想に際限を作らないんです。好きに妄想し放題(笑)」(腐女子歴11年/Aさん)

 13歳、中学1年生の頃からボーイズラブに興味を持ち、腐女子への道を歩みはじめたAさんいわく「マンガ好きから必然的に興味がスライドした」らしい。本屋で“あ、こんなマンガもあるんだ”とたまたま手にしてその魅力にどっぷりと漬かってしまう。こんな感じの“スライド型”が腐女子へのスタンダードな入門といえる。

 また意外な結果は10歳以下は全体の7.8%と思いのほか多く、成人してからと回答した人は20%とかなり多い。腐女子になった理由は「友達が腐女子だったから」は約3割。中には「お母さんが腐女子だったから」といったツワモノも。『風と木の詩』のようにひと昔前からボーイズラブ本はあったし、よく考えたら不思議ではない回答なのかも。腐女子が腐女子を作り出す!? 恐るべし、腐女子サイクル・・・。しかも「生まれた時から腐女子」と腐女子DNAでも存在するかのような回答も。

 今度本屋に立ち寄ったら、ぜひBL(ボーイズ・ラブ)本コーナーへ。手に取ったら最後、ボーイズラブの魅力にあなたもハマっちゃうかもネ!!(平田桃子/verb)

■関連リンク
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