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欧米で続くメディアの買収劇!

【PJ 2006年11月15日】− インターネットは一般的に全体としてはメディアにとって脅威だとみなされる。その最初の犠牲者は新聞だ。そこで、10月23日、三つのプライベット・エクイティー企業がトリビューン・グループを購入するため最初の入札を行ったという報道は異様に写る、と11月4日付の英誌「エコノミスト」は報じている。トリビューン・グループは市場価値が約80億ドルのコングロマリットで、アメリカで著名なロスアンゼルス・タイムズ、バルチモア・サン、シカゴ・トリビューンの三紙と、幾つかのテレビ局およびシカゴ・カブスを所有している。

 プライベット・エクイティー企業はより広範なメディアにも興味を見せている。ドーラン・ファミリーは自身が創業したケーブルビジョンを非公開にしようとしており、GEの前のボス、ジャック・ウエルチはオーナーであるNYタイムズ社からボストン・グローボを購入しようとしている。金融情報サービスのブルームバーグ売却の話しが広まったので、そのオーナーでNY市長のマイケル・ブルームバーグはやむを得ず従業員に売却を否定する声明を発表したようだ。タイム・ワーナーとバイアコムの両社もターゲットになるかもしれないとの憶測がある。

 ヨーロッパでは、ドイツのメディア会社、VNUが今年の初めアメリカのプライベット・エクイティー企業、カーライル・グループとKKRに116億ドルで買収された。今年最大のメディア買収は五つのプライベット・エクイティー企業によるスペインの放送局、ウニヴィジョンの買収で買収額は137億ドルであった。そのほか、イギリスのTVネットワーク、ITV、ケーブル会社、NTLやフィナンシャル・タイムズのオーナー、ピアソンなどの買収が話題に上っている。

 オーストラリアでは、新たなメディア法制が外国人の所有を認めたので、パッカー・ファミリー企業はメディア部門のPBLメディアをプライベット・エクイティー企業、CVCアジア・パシフィックと共同で所有することとなった。トニー・オレイリーのインデペンデント・ニュース&メデイアはプライベット・エクイティー企業、プロビデンス・エクイティー・パートナーズと一緒にAPNニュース&メディアを非公開とした。

 これらの企業幹部や株主は公開市場での評価に欲求不満を持っているので、こうした取引を歓迎している。メイズ・ファミリーはクリア・チャネルの株価が停滞しているのを見るのはもう沢山だと思っており、トリビューンの12%を所有するチャンドラー一族も同様だ。

 プロビデンス・エクイティー・パートナーズやエレベーション・パートナーズといった幾つかのファンドはメディアに焦点をあてている一方、大きな一般的なファンドは最近専門家を雇い入れている。トリビユーンの買い手と思われているカーライルは、適切な買収先を見分ける助けにするため、タイムの前の編集主幹、ノーマン・パルステインを採用した。

 プライベット・エクイティーは経営を向上させる助けになるかも知れない。ケーブル会社のコックス・コミュニケーションは2004年に非公開となって以来、短期的な市場の圧力と法的な介入がなくなり利益をあげている。KKRは従来業績の悪かったVNUに前のGE幹部を投入した。しかし、コストを削減することは困難だ。フィラデルフイア・インクアイアラーの新たなプライベット・エクイティーのオーナーは従業員を解雇してストライキが起こる可能性に直面している。違うメディアの交差所有に関するアメリカの厳しい規制はリストラの更なる障害になるかも知れない。【了】

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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

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