今週のお役立ち情報
女流アルピニストが人生と冒険を語る(下)
2006年10月24日06時17分 / 提供:PJ
【PJ 2006年10月24日】−
(上)からのつづき。『元気に百歳』クラブはおもに60才以上で構成されている。出版記念例会で講演をする小倉董子(のぶこ)さんは、海外の冒険で得られた教訓をいくつも披露した。
海外に飛びだす冒険は計画段階から難航、暗礁に乗り上げることが多い。そのうえ、現地では想像外の出来事に遭遇するものだ。小倉さんはつねに抜群の行動力で道を開いてきたようだ。「予定は未定」「臨機応変」「待つことも、身を守る知恵」。こうした教訓は聞く側にも説得力があった。
海外遠征の経験が豊富な小倉さんは1975年から、朝日カルチャーセンターで、『女性のための登山入門教室』(のちに山歩き教室)を開講し、18年間にわたって主任講師をつとめてきた。登山の基本を教える机上講座と、実技登山の併用だった。受講生がそれぞれ自立できる登山を目標にしたと語る。
「見知らぬ人たちとの出会い、そこから新たな人生が開けました。人生は不思議だな、という偶然の出会いも多くありました」。教室で教えた生徒の係わり合い。やがて子の代につながっていったケースなどを話す。
教室の修了者による同好会『紫蘭会』が誕生した。昨年度は30周年を迎え、伝統ある登山愛好会にまで成長した。「学生時代はより高い山、より厳しい山を目指しました。いまでは『紫蘭会』の活動を通して、花の多い山、麓での楽しみ方を知るようになりました」という。「山登り、山歩きには年齢がない」という考え方をモットーにしている。しかし、「加齢によって、山は頑張りすぎると、危険です」とつけ加えた。
「紫蘭会には67歳で入会し、今年の海外トレッキングで、参加14回目という90歳の女性がいます」という。講演会場からはおどろきの声があがった。
いまや中高年の登山ブーム。「自立する山登りをめざしてください。それにはリーダーを経験することです。いつまでも連れて行ってもらっていてはダメです」。人間は他人から指図されると反発するものだが、リーダーになれば、自分で自分の行動に責任を持つようになり、おたがいの信頼も深まる。
リーダー経験の積み重ねが、山での危険を察知し、回避することにつながり、身につくことになる。やがては『山の怖さ、自然のすばらしさ』をより深く知ることで、安全で楽しい山歩きができると、小倉さんは強調した。
「心身ともに健康であれば、夢がかなえられます」と結んだ。耳を傾ける参加者は女性登山家の豊富な体験談から、元気をもらったようだ。【了】
■関連情報
『元気に百歳』クラブ
会長 小倉董子:紫蘭会
記者HP:穂高健一ワールド
PJニュース.net
※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。
パブリック・ジャーナリスト 穂高 健一【 東京都 】
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海外に飛びだす冒険は計画段階から難航、暗礁に乗り上げることが多い。そのうえ、現地では想像外の出来事に遭遇するものだ。小倉さんはつねに抜群の行動力で道を開いてきたようだ。「予定は未定」「臨機応変」「待つことも、身を守る知恵」。こうした教訓は聞く側にも説得力があった。
海外遠征の経験が豊富な小倉さんは1975年から、朝日カルチャーセンターで、『女性のための登山入門教室』(のちに山歩き教室)を開講し、18年間にわたって主任講師をつとめてきた。登山の基本を教える机上講座と、実技登山の併用だった。受講生がそれぞれ自立できる登山を目標にしたと語る。
「見知らぬ人たちとの出会い、そこから新たな人生が開けました。人生は不思議だな、という偶然の出会いも多くありました」。教室で教えた生徒の係わり合い。やがて子の代につながっていったケースなどを話す。
教室の修了者による同好会『紫蘭会』が誕生した。昨年度は30周年を迎え、伝統ある登山愛好会にまで成長した。「学生時代はより高い山、より厳しい山を目指しました。いまでは『紫蘭会』の活動を通して、花の多い山、麓での楽しみ方を知るようになりました」という。「山登り、山歩きには年齢がない」という考え方をモットーにしている。しかし、「加齢によって、山は頑張りすぎると、危険です」とつけ加えた。
「紫蘭会には67歳で入会し、今年の海外トレッキングで、参加14回目という90歳の女性がいます」という。講演会場からはおどろきの声があがった。
いまや中高年の登山ブーム。「自立する山登りをめざしてください。それにはリーダーを経験することです。いつまでも連れて行ってもらっていてはダメです」。人間は他人から指図されると反発するものだが、リーダーになれば、自分で自分の行動に責任を持つようになり、おたがいの信頼も深まる。
リーダー経験の積み重ねが、山での危険を察知し、回避することにつながり、身につくことになる。やがては『山の怖さ、自然のすばらしさ』をより深く知ることで、安全で楽しい山歩きができると、小倉さんは強調した。
「心身ともに健康であれば、夢がかなえられます」と結んだ。耳を傾ける参加者は女性登山家の豊富な体験談から、元気をもらったようだ。【了】
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会長 小倉董子:紫蘭会
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