デモンストレーションの試合では、ピッチに立った6台のロボットがボールを奪い合い、転倒しては立ち上がって好ゲームを展開。13日、東京都千代田区のKONDO ROBOSPOTで。(撮影:佐藤学)

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ロボットたちがピッチ上でボールを奪い合い、倒されては立ち上がり、ゴール目がけてシュート!──そんなロボット専用のサッカーピッチなどを設備した「秋葉原KONDOロボスポット」が、14日からオタクの聖地アキバにオープンする。

 ラジコン部品メーカーの近藤科学(東京都荒川区)が、これまで行ってきた入門ユーザー向けのロボコンスクールをパワーアップし、中上級者用にロボットセミナーを開くほかに、練習会、講習会、定期大会などを開催して、ユーザーサポートと情報発信の拠点にしようとするもの。

 13日に行われた同新拠点開設のあいさつで、同社の近藤博俊社長は「『遊ぶ』『学ぶ』『夢をかなえる』という場所として、多くのユーザーにイノベーションの向上、性能アップ、そして、情報発信の場として活用してほしい」と語った。

 また、ロボット専門店を7年前に立ち上げた九十九電機の鈴木淳一社長も応援に駆けつけ、「ロボットを手にする楽しみは、組み立てること、動かすこと、競技に参加すること、さらに、改造して進化させることです。ロボットを楽しむ環境がさらに整ってほしい」とあいさつした。

 首都圏ではじめて常設されるピッチのほかに、ROBO-ONE公式リング、メンテナンス用スペースが用意され、同社社員が1人常駐する。利用時間は、平日が午後2時から8時まで。土日祝日が午前11時から午後8時まで。【了】