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ガム業界のナゾ!ボビーの噛むガムは?
2006年09月30日16時20分 / 提供:PJ
日米貿易の落とし穴?それが米国製のチューインガムなのだ。国内どのコンビニにも置いていないリグリーを噛みたい人は多いはずだが?写真の背景はホノルルアサヒ球団の優勝祝賀会風景。今も昔もハワイから来たベースボールプレーヤーは多い。彼らは勿論リグリーフアンだった。(撮影:今藤泰資)
疑問の最初は戦後移入してきたアメリカ文化の象徴、リグリーのチューインガムが日本国内ではほとんど入手できないことだ。誰もがご近所のコンビニに行けば即座に奇怪な事実を知ることになるハズ。だがどこからもそうした指摘はない。知らないのか、気づかないのか、大いに疑問を感じている。同じアメリカ文化の象徴であるコーラは何時でも何処でも買えるのとは大違い。ハーシーに代表されるココアも国産品と覇を競っているしライセンス生産も行っている。ロッテの本拠地でもある韓国のコンビニにはリグリーが売っていたし、タイの大学生協でも見かけた。わが国の年間消費量4万6000トンにも上るガムの一部でも、リグリーのライセンス生産が話題になって不思議はないのである。
だがなんと、日本チューインガム協会のホームページが疑問の一部を明らかにしているのだ。記載されている「ガムの歴史」には一言一句も「リグリー社の歴史」が記載されていない。これはフライドチキンの歴史に「カーネル・サンダース」を忘れるのと同様ではないか。何らかの恣意が作用しているのは目にも鮮やか。ちなみに日本チューインガム協会の会長は株式会社ロッテ社長の重光武雄(韓国名・辛格浩)氏、ただし協会のホームページに役員名は掲載されていない。重光武雄氏は戦後間もなくリヤカーを引いてガムを販売したという立志伝中の人物だ。1965(昭和40)年、日韓国交正常化を受けてロッテグループは韓国内でも急成長を遂げ、グローバル産業の地位を勝ち得たのだった。同業の大先輩ウイリアムリグリーさんへの敬意を苦労人の重光武雄氏、惜しむはずもないのだが。
あまりの不思議さに、日本での販売意欲をシカゴのリグリー本社にメールで問い合わせた。3週間経つが返事はない。下手な英文のせいか、返事しにくい理由でもあるのか。疑問がまた増えた。たかがガム一つというなかれ。BSE問題が政治紛争にまで発展した日米両国の貿易関係なのである。経済産業省でもこの事実は掌握していると考えるのが妥当。ロッテの“独走を許すウラ”があると断定はできないが、疑念を払拭できないでいる。
20数年以前から、わたしたち夫婦はハワイでささやかな休暇を過ごすのを恒例としてきた。毎度の土産はマカダミアチョコやコナコーヒーではない。リグリーに代表されるアメリカのガムが定番なのである。理由は簡単だ。日本のガムは値段が高く、噛めばすぐ味がなくなるからである。関西人はこれを通常「モミない」と表現する。
日本のガムの日は6月1日。平安時代からこの日は「歯固めの日」とされる風習からとったそうだが、アメリカではリグリーの誕生日、9月30日を“Chewing Gum's Day"と定める。記念日は違ってもいい。だがボビーが好むガムはどこの国のガムか、本人に聞きたいと思う。彼は「モチロン、ロッテ!」と答えるだろう。「噛みタバコをかんでいる」とは言えないし、「リグリー、ダイスキ」とはさらに言いにくいだろう。ガム業界には謎が多すぎる。真実はいずこに。日本チューインガム協会の重光武雄会長に、一度諸事情をお聞きするしかないと思っている。【了】
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パブリック・ジャーナリスト 今藤 泰資【 茨城県 】
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