【ファンキー通信】今話題の冥王星、実は萌えキャラだった!?

写真拡大

 冥王星が「惑星」としての地位を負われ、悲しんでいるのはアメリカ人だけかと思っていた。しかし冥王星が惑星でなくなってしまった事実を感傷的に受け止め、勝手に盛り上がっている日本人たちがいるみたい。巨大匿名掲示板「2ちゃんねる」に、冥王星にまつわる、ちょっぴりおセンチな物語(?)が書き込まれたのだ。

 冥王星を擬人化し、「あたい」呼ばわりする萌え系幸薄少女に仕立て上げ、ほかの太陽系惑星や太陽もそれぞれ人っぽくキャラ立ちさせているのが特徴で、各自セリフを書き込んで物語を展開させている。初めは「こんなところでも“萌え”かよ・・・」と半信半疑で眺めていたのだが、読み進めていくうちに夢中になっている自分がいた・・・。「地球め〜、憎まれ口ばっかりたたきおって!」、「太陽はやっぱり、心も太陽のように暖かいんだ〜」だの、読みながらいつの間にか独り言をつぶやいてしまった・・・。

 冥王星ちゃん以外の主な登場人物は、太陽、太陽系の8惑星、カロン(冥王星の衛星)、月、科学者と学者(かなりの悪者に仕立て上げられてる)、ハレー彗星、そしてなぜかテリーマン(『キン肉マン』より)。セリフの感じから言うと、冥王星ちゃんと海王星以外は全員オスっぽい。基本、科学者と学者以外はイイ奴なのだが、中でも海王星はすごくやさしい。「時期によっては私の方が地球から遠いの。(冥王星ちゃんを外すなら)私も惑星から外してください!」と言えちゃうぐらい、冥王星ちゃんのことを想っているのだ! なんか、青春学園ドラマを見ているような気分になる。

 一番グッときた場面を引用させてもらうと、

 「今まで私を仲間にしてくれて、ありがとう。みんなにたくさんのあったかい思い出をもらったから、私はそれで十分です。どうか、私が勝手に回ることをゆるしてください。
うまく回れるように、今も頑張っています。そうしたら、もしかしたら、また・・・それは絶対にない。頭ではわかってる。でも、そうせずにはいられない私を、どうかゆるしてください」

 という冥王星ちゃんのセリフ。この直後の書き込みに「全宇宙が泣いた」という書き込みがあるのだが、お恥ずかしながら最近涙もろい自分もホロリときてしまった。

 冥王星ちゃん、たとえ「惑星」じゃなくなっても、あなたの存在自体が消えてなくなるわけじゃないんだ。君はいつまでも私たちの心の中で、「惑星」として生き続けるぞ!(遠藤麻衣/verb)

■関連ポッドキャスト
萌え通信ポッドキャスト - 萌えテイスト
萌え通信ポッドキャスト - アナウンサーテイスト
ポッドキャストプレイヤー選択
livedoor 萌え通信