シウバに強烈なミドルキックを放ったミルコ・クロコップ 【写真提供:GBR】
 9月10日(日)さいたまスーパーアリーナで開催された『PRIDE無差別級GP2006』。GP準決勝戦となった、ミルコ・クロコップ(クロアチア/チーム・クロコップ) vs ヴァンダレイ・シウバ(ブラジル/シュート・ボクセ)の一戦は、終始優位に試合を進めたミルコが、左ハイキックでKO勝ち。シウバに引導を渡して、決勝進出を決めた。

 序盤、ミルコは左ストレートをヒットさせダウンを奪うと、そのままシウバの上にかぶさり、ガードポジションながらも強烈なパンチを浴びせた。また、この攻撃でシウバは右目に致命的なダメージを受け、ブレーク中にドクターチェックを受けるなど厳しい状況となった。再開後、一時は両者ともに攻めあぐねたが、右目の視力が回復しきっていないシウバに対し、ミルコは左ハイキックをさく裂させ、鮮やかなKO勝ち。

 試合後、シウバは病院へ直行したことに、ミルコは「大事にしてほしい。(報道では不仲が噂され)いろいろ2人の間のことが書かれてるが、自分としては選手としてのシウバを尊敬している。試合なので倒さなければいけない。ケガをしたのだったが、気の毒だと思う。早く良くなってほしい」とコメントした。

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