キユーピー<2809>は4日、マヨネーズをホットケーキ生地に加えて焼くとふんわり仕上がるなどの研究成果を発表した。

 同社は、市販のホットケーキの粉にマヨネーズを2.5%から12.5%まで5段階に分けて加え、体積や硬さなどを測定した。その結果、マヨネーズの量が増加するほど体積が増えること、硬さが減少してサクッとした食感が増すことが分かった。

 さらに、マヨネーズの原料のうち、ふんわりとした仕上がりに影響を与える原料を調べたところ、卵黄や酢に比べて、植物油の影響が大きいことが判明した。同社はその原因として、植物油が小麦粉の弾性を生み出すグルテンの形成に影響を与え、食感の違いを出していると考察している。

 また、味に関して、広報室の竹内綾子さんは「マヨネーズを7.5%生地に加えると、味がよいという実験結果が出た。それ以上加えると風味が気になる」と説明した。

 この研究結果は8日、岡山県で開催される日本調理科学会で発表される。【了】

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