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労働基準法違反を許すな!

【PJ 2006年08月26日】− 最近サービス残業が日々当たり前に、しかも当然に行われている会社が倍増している。毎日遅くまで明かりがついているビル。終電が近くなる程混み合う電車。治安の悪い世の中を作り出すきっかけともなっているのではないだろうか?

 通常法定労働時間とは、労働基準法で定められた労働時間の上限のことで、1日8時間、1週間40時間と定められており、会社が定めた所定労働時間を超えて働くといわゆる「残業」となり、賃金を支払う必要があると定められているが実際はどうだろうか?

 証拠を残さないようにするため、タイムカードがない会社さえも存在する。定時になり、残業する必要がないに関わらず、上司が「帰るのか?」という目で威嚇し、残業しなければならない雰囲気が漂い、それが苦で退職を余儀なく選択する者も少なくない。

 本来、会社とは、人材を育て、会社に貢献し、実績を残す為にいかに居心地を良くするかを目的とするのではないだろうか?どんなにいい人材を雇用したとしても、労働者に対して当たり前の報酬を払わないが為にその人材を失う方が損失であるという事に気づいていない会社があまりに多い。

 退職する際に残業代を請求することは出来ても、労働者は立証がない限り困難な為諦めてしまう者も多い。なぜ世の中のマスコミはこういった問題に目を向けないのだろうか?なぜ大きな問題が目の前にあるにも拘わらず見落としているのだろうか?もっと世の中が積極的に動き、目を向け、深くまで掘り下げる必要があると考える。今改善をしていかなければ、日本の将来に明るい日差しは少なくなる。

 そしてもう一つ大きな問題は、「残業=評価」である。毎日遅くまで残っている労働者は「頑張っている」と評価され、定時で退社する労働者は「仕事にやる気がない」と評価が低い。基準を勘違いしている会社役員も少なくない。会社とは、人材に生産性を求める必要があるのではないだろうか?法定時間内にいかにスピーディーに仕事を進め、計画と目的を持ち、プライベートとのメリハリをつける。これが本来の理想の形であるはずだ。やむを得ずの場合は仕方がないが、「夜やればいい」と、本来定められている時間内はダラダラと仕事をしている役員さえも見受けられる。

 会社の上司と呼ばれる者は、部下にとって自分の将来である。会社の未来である。そんな姿を目の当たりにし、誰がついて行こうと思うのか?そんな会社に染まってしまうという事は、いいものをいい、悪いものを悪いと言えない人間に変わってしまう。元を正せば、労働に対するだらしなさがそういった上司を作り、労働者をダメにしてしまうのである。

 世界有数の会社はなぜ優秀な人材が多いのか?それは、労働者に対しての義務と責任を果たし、優秀な人材の確保をし、その優秀な人材が思う存分の力と実績を発揮出来る環境があるからだ。もっと重要な問題としてどんどん取り上げるべきではないのだろうか?そして将来社会に出る労働者、今現在従事している労働者に、マスコミも救いの手を差し伸べ、世の中に貢献してもらいたいものである。【了】
※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 渡辺 祐子【 神奈川県 】
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