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新手の振り込めサギ?「800円振り込め」。

【PJ 2006年08月23日】− どうやら新手の振り込めサギ発生のようだ。手口はこうだ。“アンデスの秘薬、抜群のスタミナ増強剤”のサンプルを進呈との新聞広告を見た。「試供品は一家に6錠3日分だけです」の但し書きの上、“同住所に複数は送りません”という。ここが第一のポイント。つまり“貴重な試供品進呈”と思いこませるのだ。早速電話で依頼した、丁重な応対だった。
 
 数日後送付された“スタミナ増強剤”は“効果抜群”ではなさそうだった。が、「タダだから」と服用。…ある日突然、見知らぬ会社から請求書がきた。「800円振り込め」という。社名は明記されているが、“請求書に商品名”がない。「なんだこの会社?」。そのママにしておくことにした。

 数週間後、同じ内容の請求書がまた届く。今度は“2回目”とゴシックで付記されている。次々請求書が送られてきそうな気配なので、「もしかしてあの試供品、有料だったのか」と思い出す。「たかが800円」だから「振り込んでしまおう」と思わせるような低額の請求なのだ。ここが第二のポイント。高額の振り込めサギの被害が最近は、“98万円以下が主流”なのと同じ発想なのだろう。

 疑惑の某社に電話してみた。「請求書着いたけどお宅、どちらの会社?」。「ウチは△△本舗ですよ。○○さん、商品受け取りましたよね?」。「アレ、サンプルでしょ」。「いや有料ですよ」と年配らしい女性。何故、“一家に6錠3日分”なのか説明はない。「バカな、警視庁に連絡しますよ」には、「ええ、どうぞ」という返事。それ以後請求書は届かない。

 被害届を出しにくい小額請求。“タダでスタミナ増強”を試みる後ろめたさ。執拗に送付される請求書。広く薄くカネを集めるやりかた。これが彼らの手口なのだ。警察や銀行の呼びかけもあって、閉め出しが続く振り込めサギ。だがこれからは、”小口振り込め”が流行するかもしれない。「浜の真砂と盗人は絶えない」とは、大盗賊石川五右衛門のセリフ。皆様くれぐれもご用心、ご用心。【了】 
※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 今藤 泰資【 茨城県 】
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