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高級ホテルの差別化戦略は、環境へのやさしさ!(上)

高級ホテルの差別化戦略は、環境へのやさしさ!(上)
生ごみの減量化では、首都圏で随一の京王プラザホテル。韓国料理の厨房では作業準備中。(撮影:穂高健一)
【PJ 2006年08月16日】− 環境破壊、異常気象、温暖化などが地球規模で深刻な問題になってきた。条約や法律による規制が強まる一方で、自治体のみならず、企業でも積極的に環境改善への取り組みが目立ちはじめた。

 環境問題は1社ではおのずと限界があるから、グループ全体で取り組む必要がある。京王電鉄を中核としたグループの食品リサイクルは、多くの企業に示唆するものがある。グループの関係者から、取り組みについて具体的に聞くことができた。

 04年8月に、京王電鉄は千葉県にある環境ベンチャーの企業と提携し、食品廃棄物リサイクル事業に進出した。電鉄、ホテル、ストアなどグループ内で発生する食品の残滓(ざんし)を再活用するものだ。

 食品残滓のリサイクルから生まれた消臭剤が市販されている。他方で、堆肥を使って収穫された農作物は『特別栽培野菜』としてホテルの食材として提供されたり、同グループのストアでも販売されたりしている。さらに堆肥はひろくゴルフ場、ガーデン、和風庭園でも利用されているのだ。

 京王グループは完全循環型リサイクルシステムができあがっている。東京・新宿の京王プラザホテル(1971開業)で、実際の現場を見させてもらった。「首都圏のホテルのなかで、最新鋭の設備を持ち、改善効果を出しているのは、わが社が随一じゃないでしょうか」と語るのは、同ホテルの人材開発部の近藤昭一部長である。

 『食品リサイクル法』が五年前にできた。食品廃棄物をだす事業者には、2006年度までに再生利用率20%(2001年度比)を義務づけた法律である。今年度がその目標達成の年。同ホテルの減量は49%、再生利用率が51%と、国の達成基準よりもはるかに上回っている。この数字一つからも、同ホテルの積極的な取り組みがうかがえる。

 近藤さんからは『環境にやさしいホテルづくり』への取り組みついて、さらにくわしく聞くことができた。同ホテルでは『発生の抑制』『再生利用』『減量』の三つのポイントから単独、あるいは組み合わせで実施しているという。

 「京王グループ約40社が、地球環境にやさしい『トップブランド』を目指しています。グループ全体が取り組むから、さらなる推進ができる面があります」と近藤さんは語る。

 同ホテル・新宿で、とくに目を引いたのが『生ごみのリサイクル』だった。生ごみが一日1740キロ発生する。それを一日400キロまで、大幅に減量しているのだ。その秘策も聞けた。【了】

■関連情報
京王プラザホテル
東京都新宿区西新宿2-2-1
03-3344-0111(代表)

京王電鉄の社会・環境活動

記者HP:穂高健一ワールド
※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 穂高 健一【 東京都 】
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