【台風】７号、本土に接近中

台風７号は８日午前９時現在、和歌山県潮岬の南南東約120キロの海上にあって、１時間におよそ20キロの速さで西北西に進んでいる。中心の気圧は980ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートルで、中心から半径70キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっている。

　台風は現在の勢力を維持したまま速度を落としながら北上し、８日午後から９日明け方には紀伊半島から東海地方にかけて接近する見込みで、紀伊半島、東海地方、伊豆諸島の沿岸の海上を中心に暴風や高波に対する警戒が必要。また、近畿南部や東日本の太平洋側で大雨のおそれがあるため、気象庁は土砂災害、河川の増水や氾濫、低地での浸水に厳重な警戒を呼びかけている。

　９日午前９時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多いところで、東海地方350ミリ、関東・甲信地方230ミリ、近畿南部200ミリ、近畿中部120ミリ、伊豆諸島100ミリの見込み。

　また、台風７号の南にある８号は８日午前７時現在、日本の南の海上にあって、１時間におよそ30キロの速さで北西に進んでいる。中心の気圧は960ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は３５メートルで、中心から半径110キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっている。

　８号は、24時間後の９日午前６時には沖縄県那覇市の南南東約200キロの海上を中心とする半径150キロの円内に達する見込み。

　一方、９号は８日午前９時現在、沖縄県石垣島の南東約130キロの海上にあって、１時間におよそ20キロのスピードで西に進んでいる。中心の気圧は990ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は23メートルで、中心から半径170キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いている。【了】