【ファンキー通信】探偵業法成立! ところで探偵ってどうやったらなれるの?

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 子どものころの憧れの職業は? 宇宙飛行士、野球選手など色々あるだろう。その中には、きっと「探偵」もあったはず。トレンチコートに身を包み、数々の難事件を解決するといったイメージに憧れていた人も多いのでは?

 では、探偵になるためにはどうしたらよいのだろうか? そもそも探偵って何をしてるの? そこで東京都調査業協会専務理事の高橋新治さんにお話を聞いてみた。

 「2006年6月2日に探偵業法が成立したため、探偵業が産業として認められました。2007年6月1日からは、探偵になるために国家公安委員会に届出をしなければなりません。法律の施工後はさらに指導が厳しくなっていくでしょうが、最終的には米国と同じように資格制になると思われます」(高橋さん)

 今までは「探偵になりました」と宣言すれば誰でも探偵になれるという状況だったのだそうだ。そのため、いいかげんな調査を行うようないかがわしい探偵も出てきてしまっていた。その状況をかえりみて今回の法律が成立したのだ。この法律のおかげで依頼する側も安心して仕事を頼むことができ、また探偵側も仕事がしやすくなったという。

 では、探偵って実際にはどんな仕事が多いんですか?

 「男女の浮気調査をしたり、家出した人を探したりといった業務が多いですね。最近ではIT社会を反映した情報漏洩問題に関する業務も増えています。企業などの情報の漏洩元を調査するような仕事です」(同)

 このような多用な仕事をこなすため、探偵の訓練はかなり厳しいもの。気づかれないような追跡の仕方、相手を追う時の車の配備の仕方や手配するタイミング・位置取り、現場を押さえるための撮影の仕方、現場に合わせた服装など、一流の探偵になるためには、現場を通した最低3年以上もの訓練が必要になってくる。

 では最後に探偵に必要な資質を教えてください!

 「やはり一番大切なのは真実を追い続ける正義感です。あと体力とセンスでしょうかね。冬の寒い中、10時間以上立ったままで張り込みをすることだってあるんですよ」(同)

 う〜ん、かっこいい! 探偵に必要なのは体力と経験と感性、現場の訓練が第一。前職や探偵学校に通っていたかなどは関係がないという。とはいえ厳しい探偵への道。憧れだけの生半可な気持ちでは探偵にはなれないようです。(加藤克和/verb)

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