経済産業省と財団法人日本情報処理開発協会(JIPDEC)は、22歳以下の学生を対象に合宿形式で情報セキュリティー技術の実習を行う「セキュリティキャンプ2006」を、8月8日から12日まで行う。

 同キャンプは、優れた技術力を持ち、国際的に通用する人材の早期発掘・育成などが目的。3回目となる今年は「私たちのインターネットは、私たちで守る!」をテーマに行う。今回の特徴として、対象年齢が前回までの20歳未満から22歳以下に引き上げられ、サーバー構築やネットワークへの侵入検知などの専門科目が、コース制から選択制となり、受講したい科目を選びやすくした。

 講義は実習が中心で、情報セキュリティーの基礎や法制度などの基本科目を受講後、専門科目を学ぶ。講師はJNSA(NPO日本ネットワークセキュリティ協会)の会員が中心で、セキュリティー問題に詳しい検事や若手技術者ら、第一線で活躍する識者の講義も予定している。

 同キャンプを担当するJIPDECの福井寛隆さんは、「キャンプに参加後、専門学校へ進学して技術に磨きをかける人や、雑誌に記事を書いている大学生もいる。3年目を迎え、当初の目的である早期の人材発掘と育成が形になりつつある」と語る。

 募集人員は30人。キャンプにかかる費用は無料。応募は12日必着分まで有効。問い合わせは、同キャンプ事務局(電話:03-3432-6964)まで。【了】

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