26日、東京・銀座のソニービルの写真展会場で「本当にあったのかな、という思いで40年が過ぎた」と語る浅井愼平さん。(撮影:吉川忠行)

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ビートルズが1966年に初来日した当時の模様を収めた「THE BEATLES IN TOKYO 1966 浅井愼平・写真展」が26日、東京都中央区銀座のソニービルで始まった。7月17日まで。

 ソニービルは、ビートルズ来日と同じ年にオープン、今年で40周年を迎えた。これを記念し、「好奇心」をテーマとしたイベントとして、同展を開催する。同展には、来日公演で唯一の日本人公式カメラマンとしてビートルズに密着取材した写真家・浅井愼平さん(68)の作品と、浅井さんが当時撮影に使用した一眼レフカメラ「ニコンF」や腕章などが展示されている。

 会場には、写真87点を羽田空港到着から記者会見、プライベートシーン、コンサート、空港出発までをシーンごとに展示。その中には、般若のお面をつけたジョン・レノンや、おかめのお面をつけたポール・マッカートニーなど、日本滞在中の彼らのプライベートな一面をうかがい知ることができる約40点も含まれている。

 一般公開に先立って行われた報道関係者向け内覧会で、浅井さんは「よく『昨日のことのように』という言葉が使われるが、僕は『本当にあったのかな』という思いで40年が過ぎた。当時20代だったが、このような展覧会が開けるとは夢にも思わなかった。改めてビートルズに対する関心の高さ、存在の重さを感じた」と、写真展開催を感慨深げに語った。

 開催時間は午前11時から午後7時(金曜日は午後7時半)まで。入場無料。【了】

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