家庭の疲れの原因は、夫の6割が「妻」、妻も6割が「夫」─。既婚会社員の9割以上が疲れており、家庭でも4人に3人が疲れを感じていることが、大豆ペプチドの研究団体「大豆ペプチド健康フォーラム」が実施した「サラリーマン・OL1000人 疲れの実態調査2006」でわかった。

 同調査では、普段の生活の中で疲れをどの程度感じているかを調べた。「疲労感の有無」に対する問いには、「とても疲れている」が34%、「やや疲れている」が59%と回答し、全体のうち、93%もの人が疲れていると感じていることがわかった。反対に「まったく疲れを感じない」は、わずか0.6%だった。

 疲労によって引き起こされる症状については、最も多かった回答(複数回答形式)が、男女ともに「肩こり・腰痛」の61%で、女性に限ると71%だった。以下、「ストレス」(52%)、「倦怠感・だるさ」(52%)と続いた。「疲れを実感する瞬間は」との問いに対しては、男性は「仕事に集中できないとき」(42%)、女性は「鏡で自分の顔を見たとき」(38%)と答えた人が最も多かった。

 また、職場で自分の疲れが理解されているかについては、「そう思わない」(24%)、「どちらかといえばそう思わない」(47%)と、理解されていないと感じる人が7割を超えた。職場での疲れの原因は、「仕事量」(57%)、「人間関係」(56%)を挙げる人が男女ともに多く、次に「外部との折衝・交渉」(20%)が多い。

 一方、家庭での疲れの感じ方はどうか。男女ともに「夫が(妻が)私を疲れさせる」との回答が、6割を超えた。具体的な原因として、男性は「妻が口うるさい」が37%で一番多く、女性では「夫が家事に非協力的」が41%に達した。

 夫婦でお互いを「疲れの原因」としてしまう結果になったが、「疲れた時にパートナーにかけて欲しい言葉」との問いには、男性は「無理しないでね」(47%)、「お疲れさま」(33%)を挙げ、気遣いを感じさせる言葉が並んだ。女性は「ご飯作ってあげようか」(43%)で、家事の大変さへの理解を求める結果となった。

 調査は30代から40代の会社員・公務員として働く、東京都・愛知県・大阪府に在住の既婚男女を対象に、5月13日から15日までインターネットアンケートの形で実施され、1032人から有効回答を得た。【了】

■関連リンク
大豆ペプチド健康フォーラム(サラリーマン・OL1000人 疲れの実態調査2006)