ゲストさんログイン

ウェブ検索

最新ニュース! クリックするほどよく分かる

livedoor ニュース

今週のお役立ち情報

ここまでマナーが悪いのか、日本人は

ここまでマナーが悪いのか、日本人は
街の花壇が芸術。作品の鑑賞を妨害する、無神経な放置自転車。東京・小岩のフラワーロードで。(撮影:穂高健一)
【PJ 2006年06月16日】− 東京・江戸川区で6月8日から6月25日まで『第32回花壇コンクール』が開催されている。JR小岩駅前からの『小岩フラワーロード』には、両サイド合わせて約200カ所の彩り豊かな花壇がならぶ。参加者は小学生、大学生、園芸業者などと出展者の幅は広い。花壇部門、ガーデニング部門、庭園部門にわかれた区長賞、優良賞などが争われ、10日には表彰式、パレード、盛りだくさんのイベントが行われた。

 近在のみならず、遠くからも乗り物を使った花の愛好家たちが見学にやってくる。葛飾区から電車できたという60代の夫婦がともに怒っていた。

 「これなによ、これ。放置自転車を見にきたんじゃないわ」と夫人がことのほか憤っていた。「これが目に入らないのか。身勝手な連中だ」と、夫のほうが商店街の柱ごとに飾られた、タペストリー『花壇コンクール』を指す。ふたりの怒りの会話がPJの耳に入った。

 JR小岩駅前からざっと見渡しても、放置自転車はおおかた数百台はある。駅周辺には公営、私営の駐輪場もあるのに、そちらを利用しない。小学生を含めた大勢の人が丹精込めて咲かせた花である。心と情熱がつぎ込まれた花壇だ。作品の前に乱れ置かれた放置自転車は、単に無神経な人間が多いだけで、町の活性化に水を差すという問題ではない。出展者・観賞者への妨害だ。

 商店街のたて看板を見ると、『この歩道では、自転車の走行はできません。押し歩きをお願いいたします』と表示されている。多くの自転車がわがもの顔で、花を観賞する人を押し退けるようにベルを鳴らし、歩道を走っている。あげくの果てに、花壇の前で自転車に施錠し、駅方向へと離れていく。マナーの悪さを越えた、社会のルール違反だ。

 「無神経を通り越して、罪悪ね」という、葛飾の夫人の言葉どおりだと思う。

 シルバー人材センターから派遣されていた「りんりんパトロール隊」に聞いてみた。「きょうの放置自転車は少ないほうですよ。土日になったら、もっとひどい」と説明してくれた。イベントの実施中ですから、と注意すれば、『商店街に買い物にきたのに、止められないのか』と喧嘩腰で文句をいわれる。その実、駅に向かうという。

 古来から、日本人は連帯感の強い、地域の人々を思いやる民族だといわれてきた。いまや住民マナーの感覚は麻痺し、わがまま、身勝手、自分さえよければ、地域イベントなどは無関係、どうにでもなれ、という発想になってきたようだ。虚しくなってしまう。

 『小岩フラワーロード』では、民間委託の監視員が駐車違反の取り締まりをしていた。罰を与えられなければ、マナーが守れない時代だ。日本人が相手を思いやる心を失いつつある以上、自転車の不法駐輪の罰金制度はいずれやってくるだろう。

 主催者や、街を花で飾る参加者の活動に敬意を表すために補足すれば、駅から離れるほどに放置自転車の数が減り、見事な想像力豊かな花壇が楽しめる。花の愛好家には見逃せないイベントだ。【了】

※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 穂高 健一【 東京都 】
この記事に関するお問い合わせ / PJ募集
コメントするにはログインが必要です
ログインしてください
投稿

前後の記事

PJオピニオンアクセスランキング

注目の情報
髪の悩み、何をすべきか!
髪の悩みは、髪のプロに!
「発毛実感コース」─脱毛原因調査、発毛施術体験、発毛アドバイス。
1人1回だけ。自分の髪のこと、知るチャンス!


髪のプロに診てもらう→