チェルシーは30日、フェイエノールトのFWサロモン・カルーと3年契約を結んだと発表した。今季フェイエノールトで35試合に出場し、15得点を記録した20歳のカルーは、プレミア王者チェルシーへの移籍が実現した喜びを次のように語っている。

「こんなに早くチェルシーのようなビッグクラブへ移籍できるとは夢にも思っていなかった。将来、自分の子供や孫にフェイエノールトやチェルシーといったクラブでプレーしたと話せるのは素晴らしいことだよ」

 さらにカルーは、スター軍団チェルシーにおけるポジション争いに勝ち抜く自信も覗かせている。

「モウリーニョ監督とも話したよ。フランス語でね。彼の説得が移籍の決め手だった。僕はチェルシーでのポジション争いを恐れてなんかいない。ロンドンで成功できるよう最大限の努力をするだけさ。僕は自分の能力を信じているし、チェルシーでプレーすれば選手として成長できるのは間違いないよ」

 ドイツ代表のMFミヒャエル・バラック獲得に続き、懸念のFW陣強化も順調に進めるチェルシー。ACミラン退団を公言したウクライナ代表FWアンドリー・シェフチェンコの獲得も時間の問題と言われており、プレミア3連覇と欧州制覇を来季の目標に据える王者は磐石の態勢を整えつつあるようだ。