去就に注目が集まるシェフチェンコ

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 去就が注目されるACミランのウクライナ人FWシェフチェンコがガゼッタ・デッロ・スポルト紙の電話取材に応じた。一問一答形式の取材内容は以下の通り。

―― シェフチェンコ、来季はどうするつもりですか?

シェフチェンコ(以下AS):「今考えている。24、25日に一度イタリアに戻って話し合うつもり。まだチェルシーに行くとは一度も言っていない。家族の問題を含めて、可能性があると言っただけ」

―― ミラノには幼少の頃から通える名門のイングリッシュ・スクールがあるので、息子さんにも問題がないのでは?

AS:「でも私の問題もあるんだよ。妻(アメリカ人)と息子の言葉が話せない。いつ勉強するの?ビッグクラブに所属するサッカー選手が勉強する時間を確保する事は容易ではないよ」

―― サポーターがあなたを引き止めようとサイトを立ち上げ、メッセージを集っている事をご存知ですか?

AS:「はい」

―― ACミランでこの様な事は初めてなのも?

AS:「分かっています。だから今、色々な可能性を模索している」

―― サポーターの情熱はあなたの意思を左右しないかもしれないが・・・

AS:「冗談を言っているのか?サポーターの気持ちはとても重要なものだ。先週行われたセリエA最終節をサポーター席で彼らと一緒に応援して感動した。私のミラン、サポーターへの思いは特別なんだよ。ミランでの出来事は全て・・・。全く異なる環境からここに来て成長する為に必要な事を発見し、質の異なるカルチョを学び、勝利し、そしてバロン・ドールを手に入れた。忘れることなんて出来ない」

―― ロンドンではアブラモビッチ(チェルシーオーナー)が莫大な金額をあなたに用意しているので間違いなく来ると言われているようですが?

AS:「金銭的な問題ではない」

―― ACミランがあなたを説得する為には何が必要ですか?

AS:「何も必要ない。出来る限りをしてくれているので、私が考えなければならない。その為にここコスタ・アズーラに来て休養し、自分の将来を考えている」

―― 現役引退後、アブラモビッチの後ろ盾を得てウクライナで政治家に成る為にもチェルシーに行くのでは?と言う噂もありますが?

AS:「(笑)現役を引退したらゴルフ選手になるつもり。政治家を探したいなら他を当たってほしいよ」