画像提供/日本常識力検定協会

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 突然ですが、ここで問題です。

Q1:次の慣用句のうち、言いまわしが不適切なものはどれか?
(1)的を射た返事 (2)玄人はだしの腕前 (3)耳障りの悪い音 (4)古式ゆかしい儀式

Q2:フランスのカフェでビールやコーヒーを飲むとき、料金が最も高いのはどの場合か?
(1)カウンターに向かって立って飲む場合 (2)店内のテーブルについて飲む場合 (3)外のテラスで飲む場合 (4)同じ店ならどこでも同じ

 ・・・って突然なに!? という感じですが、実はコレ、日本常識力検定協会が年に2回実施している「常識力検定」の問題の一部。2001年から実施されたこの検定が、今、密かなブームになっているんです!

 「出版関連会社で会議をしている時に、『最近の若者は常識を知らない』、『人によってマナーや常識が違う』という話がでて、それなら常識というものにルールや基準を設けてみたら面白いんじゃないか・・・? と、検定を作ることになったんです」(日本常識力検定協会編集部)

 なかなか基準作りが難しかった「常識」という分野に、初めて検定という形でモノサシを作った画期的な試験。もちろんノリで始めたワケではなく、単なる雑学にとどまらない問題は、すべて専門家たちによって作られているのだそう。

 「周囲の人々と円滑にコミュニケーションをとりながら、よい関係を築いていくのに役に立つ、そんな常識力を問う問題を作りました。一時的な暗記では答えが出ない、あくまで理解力を問う出題形式になっています」(同)

 出題は全100問の4択式で、敬語やマナーの他、暮らしの知恵、社会のしくみ、生活の中の法律、社会生活とお金、知識と教養の6ジャンルから構成。レベルは1級〜3級までで、3級は家庭や地域などの近隣社会における常識、2級は日本国内における常識、1級は国際世界における常識を問う問題となっている。

 「合格率は、1級10%、2級50%、3級70%。不合格だったからといって、それが非常識というわけではありません。試験結果には合否以外にも、診断コメントやレーダーチャートが記載されているので、自分の弱点分野を知ることもできますよ。初めて受験される方は、まずは何も勉強せず、3級受験で現在のレベルを試してみることをオススメします!」(同)

 次の試験は11月。待ちきれない! という方は、在宅試験(準3級)やオンライン診断テスト(常識力検定Webサイト内)で腕試しをどうぞ!!(清川睦子/verb)

■問い合わせ先
日本常識力検定協会 電話0120-76-2353

※回答
Q1(3)、Q2(3)

■関連リンク
常識力検定Webサイト - 文中の検定協会のサイト