今週のお役立ち情報
日本は間違っていないか。(上)
【PJ 2006年04月25日】−
衆院千葉7区の補選で、民主党の候補が、955票差で自公連合を破った。民主党は党首が替わって、新鮮さの中で、まじめな取り組みをしたように受け取られた。自公連合は幹事長以下、小泉チルドレンが大勢来て、じゃんけんパフォーマンスを見せた。先の選挙で、自公連合が勝ったのはなぜか、を忘れたような選挙戦になった。
民主党はまさに、災いを転じて福となし、自公連合は、兜の緒を閉め忘れたのか。沖縄市長選、岩国市長選いずれも、民主党が勝っている。自公連合は、郵政民営化に代表される、官主導から、民主導の政治へという1点で勝ったのだ、と言うことを忘れている。先の選挙で、国民は、官僚による無責任、無駄遣いにノーといったのであって、政治でなんとかしようとしても、道路公団が、結局全線建設するというように、最後まで、しっかり見届けようとしない小泉流の改革に、気づいてしまったのだろう。
小さな政府という言葉で、役人の数を減らして、無駄遣いをなくす。公務員の人件費を削減するというのは、やってもらいたいが、それ以上ではないというのが民意のように見える。数の論理で、憲法や、教育基本法の拙速な改正など、そんなことまで、白紙委任した訳じゃないよ、というのが国民の多くの気持ちではないのか。やりたい放題に見える法案上程で、まさに暴走してゆくように見える自公を、国民が止めたのだとすれば、大衆もたまには賢いのだ。
戦後60年もとうに過ぎ、憲法改正で、9条を変えるかどうかなどという話になっている。明治以来、富国強兵で、西洋のまねをしてきた日本は、直近の世界大戦で、米英との無理な戦に負け、武装解除された。
それが、警察予備隊という形で、市民警察以外の軍備を持つようになり、自衛隊がイラクに派遣されるまでになった。目的はどうあれ、完全な海外派兵だ。自衛隊は日本語では自衛の隊だが、海外ではアーミーだ。だから、憲法を変えるというのは本末転倒。
国歌国旗法で、学校や、官庁では、日本の国旗となった日の丸を、演壇の正面に掲揚している。卒業式や入学式には君が代を歌うことはもちろん、その声量まで計りに、教育委員会の人間が来る。それ以前に、学校の校長は、教師を管理監督する役目が課せられ、国や、自治体は、自分の思うとおりに教師を動かそうと思っている。
最近では、愛国心という言葉をなんとか教育基本法に入れようと、自民が苦心している。ライブドアの堀江貴文前社長の容疑事件を評して、「教育が悪いから」と言った偉い人がいたが、冗談じゃない。昔の教育を受けようが悪いことをした人は、たくさんいたではないか。どういう教育をしようと、悪いことから利益を得る立場にいる弱い人が、悪いことをするだけだ。鍵のかかっていない宝の箱が手の届くところにあったら、愛国心教育を受けようと、受けなかろうと、心の弱い人が手を突っ込むだけだろう。鍵をかけない方も悪い。愛国心と何らのつながりはない。
それを言うなら、命を脅かしかねない、弱い建物を造ったり、血税を官製談合で無駄に使ったり、社会保険料で無駄な建物を建てたりした人たちは、「良い教育」を受けてきたのか。民主党にしても、愛国心を入れることには反対しないようだ。これを通してみると、為政者というものには、明らかな意図が見えないだろうか。【つづく】
※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。
パブリック・ジャーナリスト 安居院 文男【 東京都 】
この記事に関するお問い合わせ / PJ募集
民主党はまさに、災いを転じて福となし、自公連合は、兜の緒を閉め忘れたのか。沖縄市長選、岩国市長選いずれも、民主党が勝っている。自公連合は、郵政民営化に代表される、官主導から、民主導の政治へという1点で勝ったのだ、と言うことを忘れている。先の選挙で、国民は、官僚による無責任、無駄遣いにノーといったのであって、政治でなんとかしようとしても、道路公団が、結局全線建設するというように、最後まで、しっかり見届けようとしない小泉流の改革に、気づいてしまったのだろう。
小さな政府という言葉で、役人の数を減らして、無駄遣いをなくす。公務員の人件費を削減するというのは、やってもらいたいが、それ以上ではないというのが民意のように見える。数の論理で、憲法や、教育基本法の拙速な改正など、そんなことまで、白紙委任した訳じゃないよ、というのが国民の多くの気持ちではないのか。やりたい放題に見える法案上程で、まさに暴走してゆくように見える自公を、国民が止めたのだとすれば、大衆もたまには賢いのだ。
戦後60年もとうに過ぎ、憲法改正で、9条を変えるかどうかなどという話になっている。明治以来、富国強兵で、西洋のまねをしてきた日本は、直近の世界大戦で、米英との無理な戦に負け、武装解除された。
それが、警察予備隊という形で、市民警察以外の軍備を持つようになり、自衛隊がイラクに派遣されるまでになった。目的はどうあれ、完全な海外派兵だ。自衛隊は日本語では自衛の隊だが、海外ではアーミーだ。だから、憲法を変えるというのは本末転倒。
国歌国旗法で、学校や、官庁では、日本の国旗となった日の丸を、演壇の正面に掲揚している。卒業式や入学式には君が代を歌うことはもちろん、その声量まで計りに、教育委員会の人間が来る。それ以前に、学校の校長は、教師を管理監督する役目が課せられ、国や、自治体は、自分の思うとおりに教師を動かそうと思っている。
最近では、愛国心という言葉をなんとか教育基本法に入れようと、自民が苦心している。ライブドアの堀江貴文前社長の容疑事件を評して、「教育が悪いから」と言った偉い人がいたが、冗談じゃない。昔の教育を受けようが悪いことをした人は、たくさんいたではないか。どういう教育をしようと、悪いことから利益を得る立場にいる弱い人が、悪いことをするだけだ。鍵のかかっていない宝の箱が手の届くところにあったら、愛国心教育を受けようと、受けなかろうと、心の弱い人が手を突っ込むだけだろう。鍵をかけない方も悪い。愛国心と何らのつながりはない。
それを言うなら、命を脅かしかねない、弱い建物を造ったり、血税を官製談合で無駄に使ったり、社会保険料で無駄な建物を建てたりした人たちは、「良い教育」を受けてきたのか。民主党にしても、愛国心を入れることには反対しないようだ。これを通してみると、為政者というものには、明らかな意図が見えないだろうか。【つづく】
※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。
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