「新・三種の神器」といわれている「DVDレコーダー・デジタルカメラ・薄型テレビ」の普及率が前年に比べ上昇していることが17日、内閣府の「3月の消費動向調査」でわかった。消費動向指数については「収入の増え方」「雇用環境」「暮らし向き」「耐久消費財の買い時判断」の全項目で低下した。

 消費動向調査とは、「暮らし向き」、「収入の増え方」、「雇用環境」、「耐久消費財の買い時判断」の4指標について、「良くなる」から「悪くなる」まで4段階評価で回答を得た結果を指数化したもの。有効回答客体は6700世帯だった。消費者態度指数は前月より1.9ポイント低下の47.9、物価に関する調査では、「変わらない」がもっとも多い32.7%だった。

 耐久消費財の普及状況に関する調査では、DVDプレーヤー・レコーダーが40.0%(前年差11.3ポイント上昇)、デジタルカメラが53.7%(同7.5ポイント上昇)、薄型テレビが19.8%(同8.3ポイント上昇)といずれも前年に比べ普及率が上がっていた。一方、ファンヒーター(67.5%)やブラウン管のカラーテレビ(96.2%)はそれぞれ普及率が低下した。

◇消費者態度指数・・・「暮らし向き」、「収入の増え方」、「雇用環境」、「耐久消費財の買い時判断」の4指標を平均したものをいう。【了】