画像提供/散財.com

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 給料日前になると、お金がなくてひいひい言っている人! はーい!
 貯金しなきゃと思っているのに、ちっとも貯まらない人! はーい!

 いつのご時世もお金に関する悩みは消えないもの。一生懸命働いても、いつの間にか無駄遣いして、気がつけば財布がすっからかん。家計簿をつければ少しはましになるかもしれないけど、面倒くさい。

 しかし、そんなあなたの浪費癖、とあるWebサービスでひょっとしたら治るかもしれない。その名は『散財.com』。いったいどんなサービスなんでしょう?

 「『散財.com』は、Webで家計簿をつけて公開・共有するソーシャル家計簿サイトです。単純作業になりがちな家計簿つけにコミュニケーションの楽しさが加わることで、長く続ける動機づけになるなど、さまざまなメリットがあります」(株式会社ガイアックス コミュニティ部部長 岡田さん)

 散財.comとは、家計簿を中心としたSNS(※)だ。このサービスの企画者は、以前は手書きで家計簿をつけていたが、面倒くさくてなかなか続かなかったという。そこで、毎日買ったものをブログで公開しながら家計簿をつけ始めた。すると、友達からのコメントももらうことができ、見事、家計簿を継続することに成功したという。この事にヒントを得て、家計簿とインターネット上の双方向コミュニケーションシステムを組み合わせたサービスを思いついたそうだ。

 説明するよりやってみたほうが早い。さっそく僕も散財.comで家計簿をつけてみる。自分が何にどれだけお金を使ったかをWeb上で確認できるのも便利だけど、何より人の家計簿を見ているのが面白い。英会話教室に収入の1/2をつぎ込む人(マジで!?)、ほとんどの夜ご飯を誰かにおごってもらっている人(うらやましい!)、安売りスーパー「SHOP99」や低価格ファミレス「サイゼリヤ」など、リーズナブルなお店をとにかく多用する人などなど。しかし、自分の家計簿を見てゲッソリ。僕は収入の多くを外食に費やしてしまっている! かなり無駄遣いだ・・・。

 「人のフリみて我がフリ直せ」じゃないけど、他人の家計簿を覗き見している間に、自分の浪費傾向も確認することができ、なかなかタメになるサービスだ。「散財」という名前とはうらはらに、多くの浪費家を救ってくれるかもしれない。(梅田カズヒコ/verb)

(※)SNS(ソーシャルネットワーキングサイト)とは、参加者が互いに友人を紹介、招待しあって、新たな友人関係を築くWeb上のコミュニティサイトの総称。日本では、mixiやGREEなどが有名。

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散財.com
散財.comを使って試しに家計簿をつけてみた筆者のページ