【ファンキー通信】次世代新幹線はネコミミ装備のアキバ系!?

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 ガンダムなどのロボットに憧れ、メイドに癒されるオタクたち。そんなオタクが泣いて喜びそうな、「メカ+萌え」という要素を兼ね備えた新幹線があるらしい。メカと萌え・・・一見、相容れなさそうなこの2つ、どういうものなんだろう?

 その新幹線とは、「FASTECH360」だ。FASTECHとはFASTとTECHNOROGYを組み合わせた造語で、360とは技術開発の上での目標速度を表している。現在、営業速度360kmを目指し、実験車両としてデータを収集しながら走っているという。

 注目すべき萌えポイントは、空気抵抗増加装置だ。まるで耳のような形をしているこの装置は、空気抵抗を利用してスムーズな停車を実現するもの。非常時においても、ブレーキ距離を短縮し速やかに停車できるという効果も兼ね備えている。機能的、かつ「萌え〜」な装置なのである。

 「これは萌えですね〜。電車オタクならずとも、アキバ系なら必ず萌えを感じると思います」(某メイド喫茶勤務・女性)と、専門家(?)も太鼓判を押してくれた。

 そんなメカと萌えの2大オタク要素を持つFASTECHに目をつけたのがフィギュア販売を手がける有限会社ユウユ。この車両をモデルにして、ネコミミ付きフィギュアを作ってしまったのである。ちなみに耳は着脱可能だ。

 しかしここで残念なお知らせ。FASTECHは試験車両のため、今のままの形状で営業するとは限らないのだ。

 「この車両は研究のために作られた車両です。なので、この空気抵抗機を採用するかは分かりませんし、この車両が一般化するということではないんです。今後の研究結果次第ですね」(関係者)

 FASTECHは、高速性や快適性などあらゆる面から世界一の新幹線を目指して作られている。地震による脱線対策、騒音の防止といった技術も研究中だとか。その中でも、ぜひ「ネコミミ型」の空気抵抗増加装置は実現してほしいものだ。(加藤克和/verb)