画像提供:B-1グランプリin八戸webページ

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 本来は、その土地その土地ならではのメニューでありながら、全国的に知られるようになった「ご当地グルメ」が最近、密かなブーム。古くは、大阪や広島のお好み焼きに始まり、仙台の牛タン、札幌ラーメン、名古屋の味噌煮込みうどんなどなど、そのメニュー数は今や数えきれないほど・・・。

 そんな中、ご当地メニューの中でも今まで日の目を見なかった、安くて旨くて地元の人に愛されている「B級ご当地グルメ」の全国大会ともいえるイベントが青森県八戸市で開催されていた。その名も「B-1グランプリ」。どこかで聞いたことあるような名前だが、とにかくそのラインナップがスゴイ! 果たして、記念すべき第一回グランプリを獲得したのは、どのB級ご当地グルメなのか?

 今回の出展料理は、富良野カレー、室蘭やきとり、青森生姜味噌おでん、八戸せんべい汁、横手やきそば、富士宮やきそば、浜焼き鯖、とうふちくわ、小倉発祥焼うどん、久留米やきとりの9メニュー。来場したお客さんが気に入った料理に投票(一人2票まで)してグランプリを決定。記念すべき第一回のグランプリは接戦の末、「富士宮やきそば」が獲得した!

 富士宮やきそばは、他のやきそばに比べて水分が少なく、コシは強いのが特徴。さらに、炒める際にラードを使い、カツオ節ではなくイワシの削り粉を振りかけるのも独特だ。また、具に地元の高原キャベツを入れるなど、地域の特色も生かしている。

 「今回は八戸市で開催しましたが、次回はグランプリを受賞したB級ご当地グルメの地元で開催する予定です。この開催を通じ、B-1グランプリがメジャーご当地グルメへの道を拓くインキュベータ的な役割を担う日が来ることを夢見ています。当面は、201X年の東京ドームでの開催を目指していきます!!」(主催した八戸せんべい汁研究所の担当者)

 次回の開催時期は今のところ未定ということだが、さらに未知のB級ご当地グルメが登場してくるのは間違いなさそうだ。今後も熱い戦いが繰り広げられそうな「B-1グランプリ」から目が離せない!! (石橋夏江/verb)

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