ライブドアの平松庚三社長(資料写真:吉川忠行)

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ライブドア<4753>は7日、サーバー運営会社のメディアエクスチェンジ<3746>、マンション分譲会社のダイナシティ<8901>のグループ2社と、それぞれ資本・業務提携見直しの本格的な協議に入った。ライブドア広報は、協議を行った時間や場所、参加人数など詳細について明らかにしていない。

 ライブドアの平松庚三社長は同日、同社が発行済み株式の51.72%を保有するメディア社の吉村伸社長と会談。メディア社は、会談について「忌憚(きたん)のない率直な意見交換を行った」としており、両社間で協議を継続する方針を示した。

 また、ダイナシティも同日夕、同社株を21.5%保有するライブドアとの提携について「役員派遣も含め解消を前提とした方向で協議中」と発表。転換社債型新株予約権付社債や新株予約権の割り当て、ライブドアが保有するダイナシティ株を第3者に転売することについても検討することで両社が合意したとしている。

 ライブドアグループ各社への東京地検らによる強制捜査を受け、メディア社とダイナシティは、ライブドアから新社長を迎える役員人事を白紙に戻すことについて検討に入っていた。ダイナシティは、宮内亮治容疑者(前ライブドア取締役)の社長就任で副社長に退く予定だった中山豊社長が当面続投する。【了】