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「PJニュース・オピニオン」、1周年で思うこと

【PJ 2006年02月07日】− 一般市民を募って、市井からの視点で出来事や意見を伝える「PJ(パブリック・ジャーナリスト=市民記者)ニュース・オピニオン」が、7日で1周年を迎えた。そして、記者自身が「パブリック・ジャーナリスト宣言」してから1年たつ。ゼロから始めた「PJニュース・オピニオン」であったが、「市民ジャーナリズム」という枠の中で記者自身、この一年の紆余曲折の中で、さまざまな得難い貴重な経験をした。1周年を期に、その中で「PJニュース・オピニオン」が直面する主要な課題3点をここで紹介し、それを乗り越えるようチャレンジしていくことを公言したい。

 第一に「民主主義そのものへのラジカル(根本的)な課題」がある。「PJニュース・オピニオン」は基本的に、パブリックに開かれている。現在、PJに登録されている方々は全国で約300人。さまざまなバックグラウンドをもった一般市民だ。その「PJニュース・オピニオン」で最も大きな課題は、異質な他者の意見をいかに取り入れてゆくかということ。これは民主主義が抱えるラジカルな問題でもある。記者自身の運営上の不手際で、PJ同士の建設的なせっかくの議論を、誹謗(ひぼう)中傷合戦にまで発展させてしまった失敗もあった。この課題については、ひとつひとつ、個別具体的に対応してゆくしかない。

 次に、PJの「インデペンデンス(独立性)」への課題。犯罪被害者であり、刑事被告人となったPJ氏の記事掲載の是非をめぐって、ライブドア幹部やニュース部門社員から少なからず批判があった。結局、編集権の独立や訴訟の回避といった観点から、当初の「ライブドアPJニュース」の名称から、「ライブドア」を削除した。「PJニュース・オピニオン」として独立することと、記事の文末にことわりを入れることで決着した。文責はPJ各位と編集責任者の記者自身。結果的にPJの「インデペンデンス(独立性)」が担保されることになり、これはライブドアにとっても、PJ各位にとっても、良い結果を生んだと考えている。社員記者には得難い、組織と一線を画したこのインデペンデンスを最大限生かして、個人の良心に従ったジャーナリズムを追求していきたい。

 そして最後が、PJの「インテグリティ(人格的道義性)」への課題。「PJニュース・オピニオン」では、当事者による報道も行っている。これが「客観報道主義」の原則から逸脱している、との声を多数いただいた。だが、そもそも記者自身は「客観報道」などあり得ないと考えている。ある出来事を選択して報道する行為自体にジャーナリストの主観が入る。そこで「客観的」であろうとする「インテグリティ(人格的道義性)」こそ、ジャーナリストに求められている規範ではなかろうか。これを徹底することが「PJニュース・オピニオン」に問われている。【了】
※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 小田 光康【 東京都 】
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