【ファンキー通信】立ち飲みバーの次はコレが流行る!

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 2月に入って寒さまっさかり、こんな時は仕事帰りに一杯やってから帰りたいもの。かといって財布の中身もお寒い・・・そんな時に安く気軽に飲める立ち飲み屋が昨年流行したが、今年は「缶詰バー」なるものが注目されているのだ。

 大阪の堀江にある『kanso』という店が、その缶詰バーの人気店のひとつ。運営しているのは、清掃業を基盤にギャラリー運営や美術品の輸送・展示などを主として行っている有限会社CLEAN BROTHERSだ。彼らは初めて飲食業を営むにあたって、缶詰ラベルのデザイン性や、単純に調理の必要なしで飲食業態ができる点に着目した。

 「缶詰の利点は、多様な種類があるので商品点数も豊富に揃えられること。それに、味の均一性が保て、なおかつ日持ちするため在庫ロスが少ない。商品をカウンターで渡すセルフサービス方式にすれば、スタッフ1名で十分店を回す事が可能であるといった経緯で、缶詰を使う事となりました」(有限会社CLEAN BROTHERSの西良さん)

 おすすめの缶詰は、うなぎの肝やコンビーフ(ともに350円)。変わったものになると、韓国産たにしの醤油漬(500円)、虫(韓国産)や鶏の爪(中国産)の缶詰(ともに350円)なんてものまである。缶詰っていろんな種類があるんですね。世界中から集めた缶詰は、なんと150種類以上。これだけあったら選ぶだけでも楽しそう。

 安く楽しく飲める缶詰バーkansoの、もうひとつの魅力はなんと言ってもその雰囲気。ドラム缶のテーブルに、川沿いという立地、そしてスタッフの人柄が、なんとも言えない心地よい雰囲気を作り出しているのだ。

 缶詰を選ぶ楽しさと、安さが魅力の缶詰バーは、都内にも増えてきている様子。

 「世代によって缶詰に対するイメージがさまざまで、幅広い世代に受け入れられる要素がありますからね。全国的にも増えているようです。また店舗としての見せ方がいろいろあるようなので、店巡りをするのも楽しいのでは」(同氏)

 今年も新しいスタイルの飲み屋が増えて、酒好きにとっては嬉しい年になりそうだ。しかし、安いからといって、飲みすぎ、食べすぎては意味がないので用心されたし。(加藤克和/verb)

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缶詰めバー「kanso」ホームページ
缶詰めバー「kanso」 - livedoor グルメ