今週のお役立ち情報
好成績が出る!勝田全国マラソン=茨城
2006年01月30日13時34分 / 提供:PJ
【PJ 2006年01月30日】−
『きみよ勝田の風になれ』このスローガンのもと、勝田全国マラソンが1月29日に茨城県・ひたちなか市で行われた。昭和28年から54年間の長い歴史を持つ大会は、市民こぞっての暖かい声援でも有名である。気温10度、湿度37%、風は微風。先週の日曜には20センチほど降った雪も消えた絶好のコンディションだった。
フルマラソン男子の部で、SB食品の桜井勇樹(26歳)さんが2時間17分59秒の自己新で優勝した。彼はかつて大学箱根駅伝の10区で区間新をつくった実力派。桜井さんはSB食品としては最後のレースで、この春から慶応大学コーチになる。
女子フルマラソンの優勝は渡村(とむら)恵子(40歳)さんで、2時間48分34秒。自己新にわずか及ばず。注目を集めたのが高校女子10キロの部で、聖徳大学付属聖徳高校の三年生の大崎千聖(ちさと・18歳)さんが32分50秒の日本新記録で優勝した。
大会の開会式では、茨城陸上競技会の勝田清会長が『ことしは1万人超すランナーがきてくれました。思う存分に走ってください』と激励をかねた挨拶をした。開会式の参加者が従来になく多かった(役員談)。選手宣誓は、10キロに初めて出場する大沼光江(43歳)さんとフルマラソン3度目の後藤春香(26歳)さんのふたり。一度のリハーサルで、堂々とこなした。
開会式で花を添えたのは、コンパニオンの『ひたちなか親善大使』の女性3人である。式の後で感想を求めると、斉藤宏美(25歳)さんは選手の気迫が壇上まで伝わってきました。川手綾子(28歳)さんはあまりに大勢のランナーで驚きました。藤田恵子(29歳)さんはお祭りのような雰囲気でした。彼女たちは二月の磯節全国大会(那珂湊予選・水戸市本選)でも、親善大使の役を担う予定だという。
ボランティアは1400人。無料バスの送迎、プラカードを持つ高校生、湯茶サービス、荷物預かり、各ポイントの給水所などと大勢の市民が細かなサポートを担う。
男女フルマラソンは11時スタート、エントリーは5324人。スターターは4回目となる本間源基市長だった。市長からインターネットを通じた全国へのメッセージをもらう。「今年参加できなかった方は、ぜひ来年来てください。毎年1月の最終日曜日は、勝田マラソンでお会いしましょう」という内容だった。
フルマラソンに次いで、10キロの部が11時15分にスタート。この大会の特徴は沿道の民家が路肩に長机を出した私設エイド(補助役)である。梅干し、ミカン、バナナ、飴、ドリンクなど、盛りだくさん提供する。同時に、大勢の声援が選手の励みになる。
ゴール地点の石川運動ひろばでは、身内、友人たちがランナーを待つ風景が目立つ。茨城県・潮来からきた五十代女性の内山さんは、10キロ男子に出場した夫の応援にきていた。夫の走歴17年。「年とともに、主人のからだが気になるので。ここ七回くらいは付き添ってきています」と無事のゴールを待つ。神栖市から来た小林(30歳・女性)さんはグランドシーツに座り、日差しが暖かく、かつて4回ほど応援に来たけれど、最も心地よいという。今朝は夫のリクエストで、消化の良いうどんを作ってあげたという。
ゴール地点で、1位の選手に番号札を渡すスタッフの女性に、いまの心境を聞いてみた。「真っ先におめでとう、と声をかけたい。どういう方が1番で入賞するのか、楽しみ」という。
10キロのランナーが次々ゴールに入ってきた。ケニアのエバン・マラーサ(27歳)さんは10キロ男子で8位に入賞。かれは4年前に日立市にきたという。走歴は7年。「日本の冬場は寒いから、調子は半分ぐらいね」。毎日の練習は朝夕で、合計15キロ。3月の佐倉マラソンはがんばるという。
男子フルマラソンは10.5キロで、集団から抜けだした3人の争いとなった。26キロで先頭に出た桜井さんが逃げ切って優勝。かれは12月まで足首を痛めて練習不足だったという。SB食品の監督から『早く飛び出すな、後がきつくなる』と指示を受けていた。アドバイスどおりの展開だったようだ。
「ラスト5キロは後ろが気になり、ヒヤヒヤでした」と語る桜井さんだが、大きな大会でインタビュー慣れしているのか、「40キロ地点で、だれが余分な2キロを付け足したんだと、腹が立ちました」と余裕のある受け答えだった。琵琶湖マラソンで出した自己記録よりも、1分34秒の短縮だった。2位は南忍(小森コーポ)さん、3位は藤井啓二(日立電線)さんだった。
女子フルマラソン優勝の渡村恵子さんは「順位は狙わず、イーブン・ペースで余裕をもって走りました」とのこと。30キロでトップに立った彼女は、そのままゴール。好記録だったが、自己新には27秒及ばず。『次の名古屋国際で狙います』と力強く語った。2位が櫻井教美さん、3位が三沢明子さん。
高校女子10キロで優勝した大崎千聖さんは、由良育英高校の芦田陽子さんがもつ日本記録32分58秒(2002年)を、8秒縮める日本新だった。大崎さんに聞けば、11月ごろから記録は意識していたようだ。「ゴールに入った瞬間、日本新だとわかり、びっくりしました」と達成の喜びを語る。
狙い通りのレースでしたか、とさらに聞いてみた。「まわりの男子に、前後を挟まれたので、スピードに乗れました」と分析した。2位が青山瑠衣(白鵬女子高校)、3位が三村彩(茨城キリスト高校)だった。
聖徳高校2年生の新キャプテンの成毛(なるけ)さんは、「大崎先輩が日本新で、すごーく嬉しい。ふだんの練習量は私たちの2倍です。将来は有名なランナーになって欲しい」とまわりの女子部員とともに、全身で喜びを表す。
今大会は1月とすれば、稀にみる絶好のコンディションだったことから、五十代、六十代の部でも好成績が生まれていた。【了】
※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。
パブリック・ジャーナリスト 穂高 健一【 東京都 】
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フルマラソン男子の部で、SB食品の桜井勇樹(26歳)さんが2時間17分59秒の自己新で優勝した。彼はかつて大学箱根駅伝の10区で区間新をつくった実力派。桜井さんはSB食品としては最後のレースで、この春から慶応大学コーチになる。
女子フルマラソンの優勝は渡村(とむら)恵子(40歳)さんで、2時間48分34秒。自己新にわずか及ばず。注目を集めたのが高校女子10キロの部で、聖徳大学付属聖徳高校の三年生の大崎千聖(ちさと・18歳)さんが32分50秒の日本新記録で優勝した。
大会の開会式では、茨城陸上競技会の勝田清会長が『ことしは1万人超すランナーがきてくれました。思う存分に走ってください』と激励をかねた挨拶をした。開会式の参加者が従来になく多かった(役員談)。選手宣誓は、10キロに初めて出場する大沼光江(43歳)さんとフルマラソン3度目の後藤春香(26歳)さんのふたり。一度のリハーサルで、堂々とこなした。
開会式で花を添えたのは、コンパニオンの『ひたちなか親善大使』の女性3人である。式の後で感想を求めると、斉藤宏美(25歳)さんは選手の気迫が壇上まで伝わってきました。川手綾子(28歳)さんはあまりに大勢のランナーで驚きました。藤田恵子(29歳)さんはお祭りのような雰囲気でした。彼女たちは二月の磯節全国大会(那珂湊予選・水戸市本選)でも、親善大使の役を担う予定だという。
ボランティアは1400人。無料バスの送迎、プラカードを持つ高校生、湯茶サービス、荷物預かり、各ポイントの給水所などと大勢の市民が細かなサポートを担う。
男女フルマラソンは11時スタート、エントリーは5324人。スターターは4回目となる本間源基市長だった。市長からインターネットを通じた全国へのメッセージをもらう。「今年参加できなかった方は、ぜひ来年来てください。毎年1月の最終日曜日は、勝田マラソンでお会いしましょう」という内容だった。
フルマラソンに次いで、10キロの部が11時15分にスタート。この大会の特徴は沿道の民家が路肩に長机を出した私設エイド(補助役)である。梅干し、ミカン、バナナ、飴、ドリンクなど、盛りだくさん提供する。同時に、大勢の声援が選手の励みになる。
ゴール地点の石川運動ひろばでは、身内、友人たちがランナーを待つ風景が目立つ。茨城県・潮来からきた五十代女性の内山さんは、10キロ男子に出場した夫の応援にきていた。夫の走歴17年。「年とともに、主人のからだが気になるので。ここ七回くらいは付き添ってきています」と無事のゴールを待つ。神栖市から来た小林(30歳・女性)さんはグランドシーツに座り、日差しが暖かく、かつて4回ほど応援に来たけれど、最も心地よいという。今朝は夫のリクエストで、消化の良いうどんを作ってあげたという。
ゴール地点で、1位の選手に番号札を渡すスタッフの女性に、いまの心境を聞いてみた。「真っ先におめでとう、と声をかけたい。どういう方が1番で入賞するのか、楽しみ」という。
10キロのランナーが次々ゴールに入ってきた。ケニアのエバン・マラーサ(27歳)さんは10キロ男子で8位に入賞。かれは4年前に日立市にきたという。走歴は7年。「日本の冬場は寒いから、調子は半分ぐらいね」。毎日の練習は朝夕で、合計15キロ。3月の佐倉マラソンはがんばるという。
男子フルマラソンは10.5キロで、集団から抜けだした3人の争いとなった。26キロで先頭に出た桜井さんが逃げ切って優勝。かれは12月まで足首を痛めて練習不足だったという。SB食品の監督から『早く飛び出すな、後がきつくなる』と指示を受けていた。アドバイスどおりの展開だったようだ。
「ラスト5キロは後ろが気になり、ヒヤヒヤでした」と語る桜井さんだが、大きな大会でインタビュー慣れしているのか、「40キロ地点で、だれが余分な2キロを付け足したんだと、腹が立ちました」と余裕のある受け答えだった。琵琶湖マラソンで出した自己記録よりも、1分34秒の短縮だった。2位は南忍(小森コーポ)さん、3位は藤井啓二(日立電線)さんだった。
女子フルマラソン優勝の渡村恵子さんは「順位は狙わず、イーブン・ペースで余裕をもって走りました」とのこと。30キロでトップに立った彼女は、そのままゴール。好記録だったが、自己新には27秒及ばず。『次の名古屋国際で狙います』と力強く語った。2位が櫻井教美さん、3位が三沢明子さん。
高校女子10キロで優勝した大崎千聖さんは、由良育英高校の芦田陽子さんがもつ日本記録32分58秒(2002年)を、8秒縮める日本新だった。大崎さんに聞けば、11月ごろから記録は意識していたようだ。「ゴールに入った瞬間、日本新だとわかり、びっくりしました」と達成の喜びを語る。
狙い通りのレースでしたか、とさらに聞いてみた。「まわりの男子に、前後を挟まれたので、スピードに乗れました」と分析した。2位が青山瑠衣(白鵬女子高校)、3位が三村彩(茨城キリスト高校)だった。
聖徳高校2年生の新キャプテンの成毛(なるけ)さんは、「大崎先輩が日本新で、すごーく嬉しい。ふだんの練習量は私たちの2倍です。将来は有名なランナーになって欲しい」とまわりの女子部員とともに、全身で喜びを表す。
今大会は1月とすれば、稀にみる絶好のコンディションだったことから、五十代、六十代の部でも好成績が生まれていた。【了】
※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。
パブリック・ジャーナリスト 穂高 健一【 東京都 】
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