23日夜、証券取引法違反の疑いで逮捕されたライブドア社長の堀江貴文容疑者(資料写真:吉川忠行)

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ライブドアグループをめぐる証券取引法違反容疑事件で、東京地検特捜部は23日夜、同法違反の疑いで、ライブドア社長の堀江貴文(33)と、同取締役の宮内亮治 (38)、 ライブドアマーケティング社長の岡本文人 (38)、ライブドアファイナンス社長の中村長也(38)の4容疑者を逮捕した。

 堀江容疑者は東京大学在学中の1996年にオン・ザ・エッヂを起業。2000年には、新興市場である東証マザーズに上場した。02年に無料インターネットプロバイダー「ライブドア」の営業権を取得し、04年には社名をライブドアに変更した。その後は、プロ野球参入表明や、ニッポン放送株の大量取得などで注目を集めた。05年9月の総選挙では広島6区から無所属で出馬し、次点で落選した。

 宮内容疑者は横浜市立横浜商業高校を卒業後、95年に税理士登録。99年にライブドア(当時オン・ザ・エッヂ)に入社し、取締役として積極的なM&Aなどグループの投資事業・財務を統括して、同社の急成長の中枢を担った。同容疑者を社長として迎える予定だったマンション分譲会社ダイナシティは20日、社長人事を白紙に戻す方向で検討に入った。

 岡本容疑者は広島大学卒業後、90年にリクルートに入社。99年にレンタルサーバー会社の起業を経て、同社をライブドアに売却。02年にライブドア(当時オン・ザ・エッヂ)取締役、03年バリュークリックジャパン社長に就任した。株式公開買い付け(TOB)で買収したセシール社長に内定していたが、就任予定だった20日に辞退した。【了】

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