AFX通信によると、米アップルコンピュータの株価は14日、米証券2社が投資判断を引き下げたことから急落し、前日比約4%(2.97ドル)安の72.01ドルで引けた。売買高は5100万株以上に上った。アップルの株価は、この6週間で30%以上、値を上げており、上昇ペースが速すぎ、買われすぎと判断された。バンク・オブ・アメリカ証券は、アップルの投資判断を、買い推奨の「バイ」から「ニュートラル」へ引き下げ、ベア・スターンズも「アウトパフォーム」から「ピアパフォーム」としている。

  携帯デジタル音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)」の成功とマッキントッシュ・コンピューターの売上増の兆しで、アップルはIT株のなかでも今年有数の優良株となっていた。同社は1株を2株に分割する株式分割を2月に行った結果、株価は45ドル以下に下がったものの、その後分割前のレベルまで戻し、13日には74.98ドルで引けていた。【了】