【ファンキー通信】 オタクガールよ、乙女ロードを行け!

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 秋葉原=オタクの町、のイメージは最近ではずいぶんと浸透している。だけど、アニメグッズや漫画ショップが立ち並ぶアキバは、なんとなく男子たちに占領されている感じ。そもそも、男子と女子では漫画はもちろん、グッズだってお目当てにするものは微妙に異なるのだ。女性は男性同士の恋愛を扱った漫画や同人誌を主に求めている。その点において、アキバはやや男子より過ぎな気がしないでもない。オタクは男子だけじゃないのよ! 女子だっているんだから!(涙)

 と勝手にオタクガールの気持ちになってみる。秋葉原のように、女子向けの漫画やキャラクターグッズを扱うお店がたくさん集まっているところが欲しい! どこかにないの? ・・・意外や意外、実は東京の池袋にあるんです。

 その名も通称「乙女ロード」。JR池袋駅東口から徒歩10分、サンシャインシティを目指して進むと乙女ロードはある。わずか200メートルほどの道に「アニメイト池袋本店」「K-BOOKSアニメ館」「Character Queen」「まんだらけ」などが密集している。まさしく、オタク色がこゆ〜いショップが立ち並んでいるのだ。

 百聞は一見にしかず! ということで実際に行ってみるとビックリ、外見はみなさん普通。メイド姿などのいわゆるコスプレガールがうようよしている通りを想像していたので、なんだか拍子抜け。ただ、アキバと明らかに違うのは、圧倒的に女子で占められているということ。そして1階の路面部分は女子向けのグッズが売られているということだ。

 男性同士の恋愛を扱った漫画がお目当てと書いては見たものの、正直あまり信じてはいなかったのだが、どこのショップもいわゆるボーイズラブ漫画で溢れていた。「アニメイト」の3階、少女系コミックスの一角はすべて同性愛の漫画だ。そしてもちろん、10代〜30代後半の女子でにぎわっていた。そこで、アニメイトにいた女子高生2人組に話しかけてみた。彼女たちいわく、乙女ロードは「いっぺんにこういうお店を巡れるので嬉しい」らしい。また、同性愛を取り扱った漫画は「究極の切なさを味わえる」のだとか。

 初心者の私も、乙女ロードを堪能することができた。みなさんも池袋の新たな名所、乙女ロードに一度遊びにいってはいかが?(平田桃子/verb)