19日、千葉市の幕張メッセで行われた「第39回東京モーターショー」の報道関係者向けプレビューでコンセプトカー「i-swing」を披露するトヨタの渡辺捷昭社長。(撮影:吉川忠行)

写真拡大 (全3枚)

21日から千葉県千葉市の幕張メッセで開幕する「第39回東京モーターショー」に先立ち19日、報道関係者向けの公 開が始まった。同日、出展する自動車メーカーのブースでは20分ほどの発表会を実施。各社のトップがスポットライトに照らされて登場し、奇抜なデザインのコンセプトカーの走りや、環境に対する先進技術、安全性などを報道陣にアピールした。今回の各社出展車両のテーマ と、発表会でのトップ発言は次のとおり。

◆トヨタ自動車『エコ×エモーション:環境と感動』
渡辺捷昭社長「自動車という商品は、環境保全という社会的な課題への対応が不可欠。同時に乗る人の心を動かす魅力のある自動車を追求し、2つを両立させることが必要。走るほど空気がきれいになり、交通事故を起こさない、乗るほどに健康になる車を作りたい」

◆レクサス『高級の本質の追求』
吉田健・トヨタ常務「心に深く刻まれる、ときめきと安らぎに満ちた時間をお届けすることを目指す」

◆日産自動車『SHIFT_』
カルロス・ゴーン社長「現実世界の課題に着目し、常に安全と環境を優先させている。同時に今まで誰一人創造しなかったソリューションを模索している。 商品と確かな業績を通じて、長期的な価値創造を目指し、1歩ずつ、1台ずつ着実に将来に向けた準備を進めている」

◆本田技研工業『feel FINE!』
福井威夫社長「今後も志を高く持ち、独自の先進技術やデザインを磨き上げることで、運転の楽しさ、環境性能、安全性能などすべての分野において、お客様の期待を大きく超える価値を提供したい。より多くの方にfine timeを感じてもらうため、チャレンジを続ける」

◆三菱自動車『クルマづくりの原点へ』
益子修社長「車は面白くて、大変奥が深い商品。お客様に安心して長く乗っていただくため、安全性と耐久性、車本来の魅力である走行性を両立した車づくりを行う。環境については、既存の概念にとらわれずに、新しい形で進める」

◆富士重工業(スバル)『Think. Feel. Drive. ─ クロスオーバー発想で、新しい価値の創造を。』
竹中恭二社長「スバルは世界の自動車業界でシェア1%の小さなメーカー。それだけに固有の特徴を徹底して磨きをあげて、個性的なブランドをもって、『車が好きだ』というみなさんの期待に応えていくことが使命」

◆マツダ『Zoom-Zoom』
井巻久一社長「これからも市場ごとのユニークなニーズに焦点をあてた商品展開で、さらに強く『Zoom-Zoom』を発信していきたい。環境、安全に対する積極的な取り組みとともに、まずはこれからもみなさまに走る喜びを提供し続ける。マツダらしい革新的なデザインや商品開発に期待してほしい」

◆スズキ『小さなクルマ、大きな未来』
津田紘社長「お客様に走る喜び、使う楽しみ、持つ幸せを提供するよう末長い お付き合いを続けてもらえるような車づくりを目指し、新たな挑戦を続ける」

◆ダイハツ工業『ワンダフル スモール 未来形』
箕浦輝幸社長「世界的に環境や資源問題が高まる中、スモールカーの特質を生 かして、社会や地球に一層貢献するとともに、今までにない喜びや感動を追及する」【了】

■関連記事
東京モーターショー2005(10/20)
夢の自動車ショー、開幕間近(10/19)
50年前のモーターショーを再現(10/18)

■関連コンテンツ
livedoor 自動車東京モーターショー特集)