波乱の予選、降り出した雨が明暗を分ける
F1第18戦日本GP公式予選、三重県鈴鹿サーキット。午後になり雨は止んだものの、コースはまだウェットコンディション。各チームのタイヤ選択に注目が集まった。予選の出走順は、前戦ブラジルGP決勝の順位と逆からのスタートとなり、13時にデビット・クルサード(レッドブル)からタイムアタックが開始。タイヤ選択はスタンダードウェットだった。
日本人期待の佐藤琢磨(BAR・ホンダ)は11番手スタート。タイムアタック直前に、止んでいた雨が再び降り始め、その影響が心配されたが、ここまで誰も越えられなかったクルサードのタイムを上回り、その時点でのトップに立った。
その後、次々にトップタイムが塗り替えられたが、トップ5のジャンカルロ・フィジケラ(ルノー)の走行中、雨が本降りに。その時点でのトップタイムはラルフ・シューマッハ(トヨタ)。刻々と路面状況が悪化し、スタンダートウェットからヘビーウェットへのタイヤ変更を強いられ、もはやラルフのタイムどころか、無事にタイムアタックを終えるのが精一杯といった状況で、ラルフのポールポジションが確定した。2位はジェンソン・バトン(BAR・ホンダ)、3位フィジケラ。佐藤琢磨は5位と好位置からのスタートとなり、表彰台への期待が高まる。
決勝レースは明日9日14時にスタートとなる。
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